辞めたいのに辞められない!
当サイト「tokyosamplesale.com」の運営者である高嶋一行(@tokyosamplesale)です。
実は僕、数回の転職経験のうち1度だけ円満退社に失敗しています。
簡単に言うと、辞める意思を伝えた後も退職日を決めてもらえないままズルズルと働いていました。
そうなんです!実はアパレル業界の転職に関して、こういった「辞めたいのに辞めらない問題」って結構多いんです。
辞めたいのに辞められない、、、そんな状況で悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
ほんと、この状況って辛いんですよね。大変だし。心身共に疲れます。
なので今回は、
・辞めたいのになかなか辞めさせてもらえなかった円満退社の失敗実例
・今現在辞めたいのに辞められない状況の方への取るべき行動のアドバイス
をまとめています。
アパレル業界での実体験
アパレル業界って、体育会系な雰囲気があったり、常に人手が足りないギリギリの状況で会社が動いていたりします。
それに加えて規模の小さなアパレル企業も多い。
なので、雇用契約も一般的な大手企業よりもしっかりと取り決められていないケースがあるんです。
なのでこちらから「辞めたい!」と伝えても会社の都合で辞めさせてもらえなかったりと問題が起きやすいんですよね。
経験した方しか分からないかもしれませんが、辞めたいのに辞められない状況に立つと本当に辛いです。
実際に僕が体験した退職の失敗例を紹介すると、退職の意思を伝えたのにも関わらず辞める日が決まらないまま数ヶ月以上働き続きていました。
この当時の数ヶ月は本当に地獄でしたよ。
円満退社失敗!
まず最初に僕が退職の意思を伝えたのは8月の半ば。
少し前から辞めたいという気持ちを持っていたのですが、お盆休みにゆっくりと今後のことを考えてた際に会社を辞める決心をつけました。
スタッフ8人の小さな会社だったので、通常ミーティングの後に社長に直接伝えたのを覚えています。
ただ、ここで問題が起きました。
それは、退職する日を決めてくれないことです。
社長から言われたこととして引き継ぎ期間は3ヶ月とのことだったので、僕としては3ヶ月後にすぐ退職したかった。
でも「退職日は他のスタッフと決めてね。あとは任せる。」と社長はこれ以上関与しませんでした。
ここからズルズルと悪夢が続きます。
辞める日が決まらない
僕は退職日が決まらないまま働き続ける日々を送りました。。。
アパレル業界で働いてる方ならご理解頂けると思いますが、基本的にスタッフ1人が受け持つ仕事量ってたくさんあるんです。
なので1人でもスタッフが辞めることになれば、残された人からすると負担が増えるんです。
なので、周りからの反応は「できる限り長く働いてもらいたい」という感じ。
こちらから退職日の決定の確認をしても、誰もOKと言ってくれない状況になりました。
この時期が1番辛かったですよ。
出口の無いトンネルを歩いてるような感じです。
その後も、「今週は忙しいから働いてもらわないと困る。」などと言われる毎日。
さらには「代わりのスタッフを探してから辞めろ」なんて事も言われましたよ。
人事に関することは社長の仕事でしょう。と、さすがにこの発言にはビックリしました。
結局ムリヤリ辞めた
辞める日を引き延ばしされ続け、スタッフは僕の退職日決定を受け入れてくれない。
社長も「みんなで決めて」と相手にしてくれない。
もうムリ!
そう思って当時、父親に相談しました。
そこでもらったアドバイスは「会社に出勤しなければいい」という答えでした。
一方的に退職日を決めて伝える、それ以降会社には行かない。
もちろん、このやり方は最後の手段です。
結果、僕はこのアドバイスを参考に、自分で「この日に絶対辞めます!」と伝えてなんとか退職日を決めることができました。
それまでは長くストレスの溜まる毎日でしたよ。本当に。
法律でのルールはどうなの?
ちなみに法律ではどうなっているんだろう。
そう思って辞めたいのに辞められない日々が続く中、自分でたくさん調べました。
調べたところによると。。。
・法律では2週間前に退職の意思を伝えることで辞めることができる。
・会社によって退職の意思を伝えてから辞める期間を1ヶ月や3ヶ月前などと規定で決めている場合がある。
ということ。
ただし、会社の規定があっても法律の2週間が優先された裁判の事例もあるようで、ここはケーズバイケーズ。
ただ少なくとも会社規定の期間があれば、それ以降は文句なしに辞めることができるんです。
僕の会社は退職する3ヶ月前に伝えることが規定だったので、僕は3ヶ月経てば辞める権利があったということ。
もちろん、退職届を出して退職の意思を書面で残しましょう。
辞められない時に取るべき行動は?
現在、当時の僕と同じようにアパレル業界の仕事をしていながら、辞めたいのに辞めらない状況の方。
きっと毎日が不安でストレスが溜まる、辛い日々を過ごしていることでしょう。
なので、少しでも役に立つ情報として「会社を辞めさせてもらえない状況の時に取るべき行動や考え方」をお伝えします。
会社に行かない
どうしても辞めさせてもらえない。
そうなったら、最終的には「会社に行かない!」という選択肢も持っておきましょう。
退職届を出して、退職する日も退職届で同時に伝えればOK。
会社側に引き止める権利は基本的にありません。
それに出勤してしまったら「こいつは頼めば来てくれる人」と思われてしまいます。
なのでそもそも会社に行かない事が大切。
もちろん、そんな思い切った行動が取れない。。。
なんて気持ちの方もいるでしょう。
僕も当時はそうでした。
でも、辞めたいなら強制的な方法でもいいから辞めろ!
そうでなければいつまで経っても辞めることができない。
次の職場も見つけることができない。
未来に進むことができないんです!
細かいことを後回しに
辞めたいのに辞められない状況として「全てのことを解決させてから辞めたい」という考えを持っていませんか?
・勝手に辞めて今月分の給料が振り込まれないと困る。
・自宅まで来て嫌がらせをされたらどうしよう。
などなど。不安になりますよねぇ。
でも、細かいことは後回しでいいんです!
給料が振り込まれなければ労働基準監督署に相談することや、弁護士に相談する方法もあります。
嫌がらせが起こったら最悪は警察に相談してもいいです。
とにかく、細かいことは起こった後にどうするか考えるほうがいいです。
まずは会社を辞めることを最優先に考えて、動き出しましょう。
そうしないと何も始まらない。
いろいろ気にしない
僕もムリヤリ辞めた時は、いろいろと細いことを気にしましたよ。
アパレル業界ってすぐに噂が広がったりするから、モメて辞めたら悪い噂を流されるんじゃないか。
次に見つけた転職先に社長やスタッフが何か文句を言うのではないか。
などなど、悪い方向に考えるとキリがないですね。
でも!実際辞めるとそんな心配は問題ないことが分かりました。
アパレル業界は狭いように見えて、幅広いので1人や10人、一部の人に嫌われても全然問題ないです。
むしろ、大変な思いをしたこちら側を心配してくれたり支持してくれます。
だから、細かいことは気にしない!
さっさとドライに感情や不安なんて気にせずに、スパッと辞めましょう。
今、心配していることって、案外どうってことない場合が多いですよ!
転職先をさっさと見つけよう
辞めたいのに辞められない会社とのお別れができれば。
次はすぐに新しい職場を見つけたいですよね!
次に働くところは周りのスタッフに恵まれたところに転職するぞ!と意気込みましょう。
そして転職活動をするなら、無料で利用できる転職エージェントは忘れずに登録しておくべき。
僕自身、数回経験した転職活動では転職エージェントの担当者さんにかなりお世話になりました。
・転職をキッカケに年収をアップさせたい!
・今より働きやすい職場を見つけたい!
そんな理想の転職を実現するために、あなたに合った求人情報を紹介してくれるサービスが転職エージェントなんです!
効率よく転職活動をするためにも登録する転職エージェントはアパレル業界を専門にしているところがいいです。
単純に集まる求人の量や種類の豊富さが違います。
辞めたくても辞められない。そんな辛い思いをした分、次の職場では気持ちよく働きたいですよね。
だからこそ、転職エージェントの担当者さんであるアパレル転職のプロにしっかりと相談してみるといいと思います。
あなたの転職に関してすごく丁寧にきめ細かくサポートしてくれますよ。
僕も希望年収の面や職務経歴書の添削などでかなり頼りにしたのが転職エージェントの担当者さんでした。
しかも全てタダ!無料なんです。
一般的に多数のアパレル業界の人たちが登録している転職エージェントを紹介すると。
まずは「クリーデンス」。
全国のアパレル業界で出てくる求人が一気に集まる場所でもあるので、効率的に情報収集ができます。
僕も実際に利用してお世話になった転職エージェントであり、周りでもクリーデンス経由で転職をした人をたくさん見てきました。
まず最初に、とりあえず転職エージェントに登録しようと思うのならクリーデンスが良いでしょう。
信頼できる担当者さんにしっかりサポートしてもらえます。
面談の時には自分の希望年収などを遠慮なく伝えることがポイント!
それを元に、あなたに合った求人を探してくれます。メールで頻繁に求人情報のメールが届くので負担なく転職活動ができますよ!
もうひとつが「ファッショーネ」。
こちらは都内を中心として関東限定でアパレル求人を取り扱う転職エージェントです。
関東に絞ってサービスを提供しているのでクリーデンスには無い求人情報がファッショーネに紹介してもらえることもあります。
なので都内などで転職活動をする人ならクリーデンスと合わせて登録しておくと安心。
特に女性に人気があり口コミでも評判が良い転職エージェントです。
面談では、自分が不安に感じていることなども正直に話すと親身になって聞いてくれます。
転職活動の大変さを独りで抱え込む必要はないんです。
自力で転職活動はオススメしない
転職エージェントを利用しないで、自分の力だけで転職活動をする人もいます。
でも、僕は絶対に損をしていると思います。
その理由は、転職エージェントには非公開求人が集まっているから。
非公開求人とは、募集する企業側が一般に公開しない求人の情報で、主に転職エージェントが個別に転職希望者へ紹介する求人です。
ブランドのイメージダウンや一般募集で応募殺到を避けるために、シークレットで行われる募集です。
そんな非公開求人は自分の力では見つけることができず、転職エージェントから紹介してもらう以外に方法はありません。
なので、転職エージェントに登録しないということは、良い条件の求人情報を逃すということ。
今より良い環境で働きたいと思うのなら、転職のプロの力を借りるほうが効率的ですよ。
なかなか転職先が見つからない。。。
転職したら年収が下がった。。。
そんな残念な結果にならないように、1つか2つの転職エージェントには登録しておきましょう。
関連記事: 【ライバルには教えたくない】アパレル業界の転職で登録しておきたいサービス一覧
まとめ
・辞めたいのにやめられない場合でも2週間、もしくは会社の規定の期間が過ぎれば辞める権利がある。
・退職届を出して、退職日も記載。文書で退職の意思を示す。
・どうしても辞められない場合は「もう会社に行かない」。
・細かいことや今後のことは今は気にしない。辞めること最優先。
・給料の未払いなどがあれば労働基準監督署などに相談する。
・辞めることができたら転職エージェントに登録する。
オススメの転職エージェントは、
それぞれから自分に合った求人を紹介してもらいましょう。
これで新しい職場をスムーズに見つけられるはず。
関連記事: 【ファッショーネに登録しよう!】アパレル業界での転職でかなり頼りになる存在ですよ
あなたが辞めても会社は回る
あれだけ僕が辞める時期を引き延ばした職場ですが、僕が辞めてからも会社や業務は回っています。
よく「僕がいないと会社が回らない」なんて思うことがあるかもしれませんが、結局はなんとかなるんです。
あなたがいなくても今の職場は回る。
だから、早く辞めて次の転職先を見つけましょう!
関連記事: アパレルの仕事でタトゥーはOK?転職先は見つかる?実体験を元に方法を考えてみたよ
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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)
tokyosamplesale.com運営者。
現在、ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆しています。
ロンドンコレクションでは累計200以上の会場に足を運んだ経験あり。
ファッション業界の働き方の提案やロンドンファッションについてご紹介しています。
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