【アパレルの転職】志望動機ってどう書くの?参考になる例文を元にアレンジしよう

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志望動機って難しい!

アパレル業界に転職したい方。すでにアパレル業界で働いている方。
どちらの状況であっても、転職の際に必要な履歴書や職務経歴書。

経歴などは問題なく書けると思いますが、志望する会社ごとに考えないといけないのが「志望動機」です。

これが本当に難しい。
ただ単に「働きたいから」じゃ無理。しっかりと「なぜ選んだのか?」を説明しなければなりません。

なので、書類を書き始めたら、この志望動機で止まってしまう方、多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そんな悩ましい志望動機の書き方や例文をご紹介します。
もちろん書き方の参考であって、例文をそのまんまコピペするのは問題ですが、自分なりにアレンジができることでしょう。

そして極力アパレル業界に対応したものとなっているので使いやすいはず。

ここで紹介している志望動機の書き方などは僕が実際に転職活動をした際に、転職サイトクリーデンスの担当者さんにアドバイスを頂いたもの。

また、転職活動中に本やインターネットなどで調べた方法も組み合わせてまとめています。

転職活動を始めたけれど、志望動機どうしよう。。。
そんな時に役立てください。

↓こんな記事も書いています。
転職理由は何?アパレル業界の転職動機で多いのは?

志望動機のコツってあるの??

そもそも志望動機の書き方にコツなんて、、、と思うかもしれませんが、やはりある程度の方法はあります。

それぞれの書き方で個性があればいいのですが、志望動機には志望動機なりのルールやフォーマットがあります。
このポイントを守っていれば、今よりも1段階も2段階も魅力的な履歴書となるでしょう。

志望動機を書く目的は「面接をしてもらうため」。なので会ってみたいと思わせることが大切です。
自分はここで働きたいんだ!という思いを分かりやすく伝えることが大切です。

「先に結論」が大切

志望動機はダラダラと書くことや、事実をそのままに「過程が先で結論が後」な書き方はダメ。
伝えたいことを明確に伝えるのなら、結論を先に書くことが伝わりやすく志望動機のルールにも忠実です。

なので、志望動機を書くときの大きな枠組みとして、先に「理由」を説明してから「そうなったキッカケ」を付け足すイメージで書きましょう。

<例文>
私がアパレル業界を志望する理由は、ファッションや買い物を通じて何気ない日常に喜びや明るい気持ちを提供できるからです。
(理由が先)
普段の生活で嫌なことや落ち込むことがあっても、御社のお店で素敵な服に出会ったことで気分が明るくなりました。買い物で新しい服に出会った時やオシャレにコーディネートをした時の喜びをたくさんの方に伝えたいと思い、志望しました。
(キッカケが後)

どんな人材が欲しいかを知る

突然ですが、書類審査を行う採用担当の方をお客様と思ってみましょう。
この人たちはどんな人材が欲しいと思っているのだろうか?

あるブランドではコミュニケーション能力の高い人が来て欲しいと思っている。
違うアパレル企業なら積極的な仕事ができる人がいいと思っているかもしれません。

自分が転職したいと思っている会社がどんな人材を募集しているのかを知ることはとても大切です。

方法としては、求人情報をしっかりとチェックすることや、ブランドのウェブサイトをみてどんな人たちが働いているのか。
など、自分なりに調べて予想を立てましょう。

その予想が少し外れていても大丈夫。
1つ自分なりに「こんな人材が欲しいだろう」と思った軸を元に志望動機などの書類を作ることで、より魅力的な自己PRとなるでしょう。
結果的に、少し求めている人材像と違っても採用担当者が気になる存在となる場合もあります。

選んだ理由は競合他社との差別化を

志望動機で採用担当者が知りたいことは、「なぜうちの会社がいいの?」と言うことです。
なのでその理由をしっかりと説明できると納得感が得られます。

ポイントとして、転職希望の会社の競合他社をチェックすることも大切です。

同じようなテイストやスタイルの競合他社と比べて、志望する会社は何が違うのか。
その違いを志望動機に付け加えると、他社ではない「この会社ではないとイヤ!」という思いが伝わります。

競合他社との違いはどんなことでもいいです。
自分がフと感じたことでも大丈夫!

ブランドであれば、似たようなスタイルのブランドよりもリーズナブルに商品を提供している。丁寧な縫製でクオリティが高い。
または毎シーズンのルックブックの見せ方が個性的。などなど、気づいたことを箇条書きにメモ。

志望動機を考える際に、そのブランドの強みを盛り込むことで「うちの会社に入りたい理由の明確さ」が高くなります。

自分のキャリアプランを伝える

採用担当者や経営者は、採用する人が将来的にどんな人生プランやキャリアプランを描いているのかも興味があります。

「将来的にはバイヤーになりたい」
「入社して3年後には店長になりたい」

など、自分が描いているキャリアプランを伝えてみましょう。
そうすることで、採用する側も一緒に働くこととなった後のイメージも湧きやすいです。

採用した後の建設的なプランも立てやすいので、採用に選ばれやすい志望動機にまとまるでしょう。

実は逆効果?あまり良くないとされる志望動機

次にあまり良しとされていなに志望動機の書き方をご紹介します。
注意したいことは、気づかないうちにうっかり書いてしまいがちなフレーズや内容であること。

どうしてもこの会社で仕事がしたい!
その熱い思いが空回りしてしまうような状態です。

志望動機を書く前に、自分が書こうと思っている内容が以下にような悪い例となっていないかチェックしておきましょう。

とにかく服が好きです

アパレル業界を目指すからには、ファッションや服が好きなことは誰にも負けない!という方も多いでしょう。
その熱意を伝えたい気持ちはわかります。

でも、アパレル業界を目指す人はみんな同じ。
みんな服が好きだと思ってこの世界に入っています。

なので採用担当者からすると、残念ながら「服が好き!」だけではあなたを選ぶ理由にはなりません。
服が好きなことは当たり前。その上で、なぜうちの会社を選んだのか?を聞きたいと思っています。

「とにかく服が好き」では志望動機としては不十分。スタートラインにも立っていません。

御社の経営理念に共感

転職希望の会社のホームページなどをサラッと見て、簡単に志望動機を考えた結果となる「御社の経営理念に共感した」という書き方。
もちろん、ウソはついていないのでしょうが、具体的ではないところがダメ。
これでは他の会社でも使いまわしできる志望動機となってしまっています。

本当に経営理念に共感したのなら、どんなところ?どんな内容が?も付け加えて、ピンポイントで書くようにしましょう。

そのためには、もっとじっくりと転職希望の会社を調べることや、ホームページをじっくりチェックすることも必要です。
少し大変な作業となりますが、書類選考が通り面接となれば役立つこと。

面接でしっかりと受け答えをするためにも会社を良く知ることは大切です。
なので、いずれ必要になる作業なので、志望動機を考えるタイミングでリサーチをすることが効率的です。

志望動機の例文一覧

ここからは、より具体的に。志望動機を書く上で参考にしたい例文をご紹介します。
ただし、完全なコピペはNG。

自分なりの経験や転職希望する会社の特徴などを考えて、自分なりにアレンジしましょう。

転職希望する人には様々なシチュエーションがあると思いますので、「未経験の方向け」「アパレル業界での経験がある方向け」の2つに分けて例文をまとめています。

1、未経験の場合

未経験の方がアパレル業界に転職する場合、志望動機に利用できる経験談などは他の業界での経験を引っ張ってきましょう。
ショップスタッフとして働くのであれば、飲食店などで接客の経験を活かすなど応用ができます。

未経験ではハードルが高いと思われがちなアパレル業界ですが、未経験OKな職場も多く間口が広い場合も多くあります。
しっかりとした志望動機を元に履歴書や職務経歴書を作成すれば、書類選考も通過しやすくなります。

個人的な思い入れや経験を加えて、採用担当者が「面接してみたい」と思えるようにまとめてみましょう。

↓こんな記事も書いています。
未経験でも大丈夫?異業種からアパレル業界に転職する際に知っておきたいポイント

ブランドが好きなことを動機にする

<例文>
御社のブランドを5年以上愛用しており、大人っぽいフェミニンなスタイルと丁寧な縫製を魅力に感じています。
また、頻繁に御店を利用させて頂くのですが、スタッフの方はいつも丁寧な接客と居心地の良さを提供してくださることを実感しております。
そんなスタッフの方の親身なサービスと魅力的な商品に触れることで「私も同じようにお客様に喜んで頂ける仕事がしたい」と強く思い志望致しました。
私が御社のブランドの魅力を知ったように、たくさんの方に出会ってもらいたいと思っています。

接客が好きなことを動機にする

<例文>
人と接する事や毎日のファッションを楽しむことが好きなのでアパレルの仕事を志望しました。
御社の取り扱い商品はプリント柄などが魅力的ですので、お客様に商品をご提案する時でも「抵抗感なく普段のコーディネートに合わせられるんだ」と思って頂けるようにおすすめできるように頑張りたいと思います。
また自分自身のスタイリングに関しても、プリント柄などを取り入れた着こなしを日々考えながら、接客に活かしていきたいと思います。

飲食店経験ありを売りにする

<例文>
前職では飲食店で働いておりました。
チームワークのある職場であり、丁寧な接客を徹底する姿勢が客様より高く評価をして頂けておりました。
お客様のご要望によって臨機応変に対応する力も身についたと感じています。
ファッションの仕事は未経験ですが、飲食の仕事と同じお客様に喜んで頂くことを最優先に接客を行いたいと思っております。
前職での経験を元に、丁寧な対応という強みを活かしながら、日常のファッションで愛用している御社のブランドで働きたいと思い志望しました。

学生の時の部活動経験を活かす

<例文>
学生の頃からテニスを続けており、体力にはとても自信があります。
アパレルの仕事は体力が必要だとアパレル業界で働く先輩から聞いており、体力が必要だと理解しています。
ショップでの立ち仕事、商品の搬入や検品など、いろいろな仕事にもテニスで鍛えた体力で頑張る自信があります。
学生の頃から愛用している御社のブランドで働けるのであれば、精一杯頑張りますので宜しくお願い致します。

2、アパレル経験者の場合

アパレル未経験の方に対して、すでにアパレル業界で仕事をしたことがある方は自分の経験も交えて文章にまとめることが可能です。
職務経歴書にも書くとは思いますが、より具体的に何をやってきたのかを完結に書くと内容の濃い魅力的な志望動機が完成します。

それぞれ、シチュエーション別に例文を見てみましょう。
自分が経験した仕事に当てはめて、アレンジしながら完成させてください。

他のショップでの経験を伝える

<例文>
3年間レディース専門のセレクトショップにてショップスタッフとして勤務しておりました。
担当していた業務内容は接客販売の他に在庫管理・ディスプレイ、店長補助に至る全般を行っていました。
仕事のやりがいはあったのですが、将来的に店長になりたいというキャリアプランや御社のブランドに関わった仕事をしたいと思い志望致しました。
ファッションの仕事をする前から御社のブランドの服を愛用しており、シルエットの美しさや大人の上品さを演出できる魅力を実感しています。
販売を行ってきた経験を活かし、お客様にも御社ブランドを広くお薦めしていきたいです。

シューズショップなどの専門店の場合

<例文>
以前は5年間、靴を専門に扱う店舗にて販売を行っていました。
服よりもサイズ感が重要な靴を扱う仕事なので、しっかりとお客様とコミュニケーションを取りながら、歩きやすく足にフィットした商品を提案してきました。
お客様との会話の中で、好みや普段の着こなしに合う靴をお薦めし、喜んで頂けことも多く接客に重要さを学びました。
私自身の普段の服や、お客様の愛用するブランドが御社の商品であることが多く、以前から落ち着きある雰囲気に魅力を感じております。
御社の店舗では靴だけでなく服やアクセサリーもお取り扱いがありますが、靴の販売で得た知識や接客方法を活かして結果を出したいと思います。

雑貨店での経験も役立ちます

<例文>
新卒から2年間、雑貨店にて接客販売を中心に経験があります。
3名のスタッフで店舗運営を行っていたため、在庫管理や発注業務も行っていました。
この雑貨店の仕事を通じて出会ったブランドが御社の取り扱いブランドです。
仕事の時間だけでなく、休日でも身につけるほど個人的な思い入れがあり、今回の求人を見て応募させて頂きました。
雑貨店では様々なブランドを取り扱っていますが、普段から愛用している御社のブランドだけを販売できるのなら、さらにお客様へ魅力をお伝えできると思っています。
今までの接客スキルを活かして頑張りたいと思いますので宜しくお願い致します。

子持ち・産休明けの方

<例文>
複数のセレクトショップで10年間働いていた経験があります。
出産と育児のために長期間休んでおりましたが、またファッションの仕事がしたいと思い応募させて頂きました。
ブランクはありますが、長年に渡り接客販売の仕事しておりましたので、お客様に対する基本的なサービスなどはお任せください。
店長経験もございますので、お客様だけでなくスタッフ同士のコミュニケーションの大切さも理解しております。
セレクトショップで働いていた際にも御社の商品を取り扱っており、復帰するのならぜひ御社でと思っております。
産休明けとなりますが、経験を活かしながら結果を御社に貢献させて頂きたいです。

↓こんな記事も書いています。
子持ちでもアパレル業界で働きたい!転職に必要な情報はどこで見つける?

志望動機は完璧!その他やっておきたいことは?

志望動機がひと段落したところで転職準備は十分、、、なはずはないですよね。
もっと自分にやれることはないだろうか。
失敗しない転職活動のために、やれることはやっておきたい。

そんな不安な方のために、転職活動に役立つポイントをご紹介します。

自分の強みを理解しておく

自分のことは自分が一番知っている??本当にそうでしょうか?

注目を集めたいからデザイナーになりたい!と思っている人でも、案外コミュニケーション能力が高く販売の仕事の方が向いている場合も。
バイヤーになりたい方も、社交的な人に向いているプレスの仕事がいいかもしれません。
そんな自分の特性や強みを知ることが大切です。

一番手軽に、そして無料でできるサービスが、リクナビネクストが行っている「グッドポイント診断」。

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「グッドポイント診断」ページ

淡々と質問に答えていくだけで、自分の強みや特性を分析してくれます。
これが結構本格的で、質問に答えるだけでも30分くらいかかります。

ぜひ、ゆっくりとした時間が取れる際に試してみましょう。

いったい自分はどんな強みがあるのか?
転職活動をする上で気になりません?

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自分はデザイナーに向いている?それとも生産管理?自分の強みを無料で診断しよう

転職サイトの二段構え

転職活動をする上で、転職サイトに登録していると思いますが、いくつの転職サイトに登録していますか?
1つだけという方は、あと1つは追加で転職サイトに登録しましょう。

転職サイトはそれぞれ求人情報を扱っていますが、全てを把握している訳ではありません。
当然転職サイトにより、得意な分野や地域があります。

なのでよりたくさんの求人情報が欲しいと思ったら、2つ以上の転職サイトに登録しましょう。
それが二段構えという作戦です。

アパレル業界に特化した転職サイトに代表されるのは以下の2つ。
この2つに登録しておけば、様々なアパレル業界の求人情報が手に入ります。

↓こんな記事も書いています。
【ファッション業界の転職成功のコツ】「二段構え」という方法は必須

ファッショーネ

「ファッショーネ」のオフィシャルサイト

関東のアパレル業界に特化した求人を扱う転職サイト。
特にショップスタッフや販売の仕事を探している方なら圧倒的な求人数が役に立つはず。
カウンセリングも丁寧で、安心して転職活動を任せられるところです。

↓こんな記事も書いています。
【ファッショーネに登録しよう!】アパレル業界での転職でかなり頼りになる存在ですよ

クリーデンス

「クリーデンス」のオフィシャルサイト

デザイナーやパタンナー、バイヤーにプレスなど、販売以外の仕事も充実した転職サイト。
アパレル業界の転職者のほとんどが登録している規模の大きさが魅力です。
まだ登録していない人は、さらによい求人が見つかるかもしれないので、ぜひ登録を。

↓こんな記事も書いています。
【失敗したくないから】クリーデンスの合格診断で自分の可能性を事前チェック!

口コミレポート!ファッション業界の転職エージェント「クリーデンス」を実際に使ってみた。転職までの流れはこんな感じ

非公開求人をモノにする

アパレル業界の転職活動のコツは、非公開求人を手に入れるかどうかです。
ブランドイメージを大切にするアパレル業界は、求人情報を一般公開せず、非公開求人として募集することも多いです。

では、その非公開求人はどこへ??と思うかもしれません。
その答えは、転職サイトへ集まります。

転職サイトはたくさんの転職希望者を抱えているので、非公開求人をもとに該当する転職希望者に紹介するという流れです。

なので、転職サイトに登録をしていない人にはブランド側の求人情報が手に入らないことに。
転職したい企業やブランドのホームページを頻繁にチェックするよりも、転職サイトに登録する方がよいことが分かります。

転職成功のカギは、非公開求人。これを手に入れるようにしましょう。

↓こんな記事も書いています。
【転職成功法】アパレル業界は非公開求人をモノにすること!

やっぱり最後は熱意が大切

転職際に必要な志望動機から転職活動のポイントまでご紹介しました。
上記を参考に、理想に近い転職を成功させましょう。

そして、やはり最後に必要なのは「熱意」。そして「笑顔」。

志望動機がよくて面接までいけば、あとは熱意で自分の思いをぶつけましょう。

この人となら一緒に働きたい。
そう思ってもらえば採用の確率も高くなるはずです。

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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)

yu-ki

tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。

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