バイヤーの最もありがいある瞬間って知ってる?
ファッション業界憧れの仕事、バイヤー。
海外出張に、たくさんのブランドアイテムのバイイング。
まさにファッション業界らしい華やかな仕事です。
僕はファッションブランドの営業として、東京で5年間。ヨーロッパで1年間。合計6年間バイヤーさんを展示会に呼ぶ仕事をしています。
これまで、たくさんのバイヤーさんを見てきました。
そんなバイヤーさんの仕事として、一番「やりがい」を感じられる瞬間ってなんでしょう。
「バイヤーやっててよかったなぁ」と思うタイミング。
自分が仕入れた商品が売れた時?
新しいブランドを発掘した時?
どちらも、バイヤーをやっていて良かったと思うかもしれませんが、一番ではありません。
一番は、「展示会で個人オーダーをしている時」でしょう。
えっ?個人オーダーって何?という方。ファッション業界のメリットのひとつであるこのシステム。
覚えておいて損はない、アパレル業界の特典とも言える買い物方法です。
個人オーダーって何?
個人オーダーは、その名前の通り。
「個人」的なアイテムを「オーダー」することです。
バイヤーさんは、ブランドの展示会にてサンプルを見てバイイングをしますが、いろいろとブランドのアイテムを見ていたら自分も欲しくなりますよね。
でも、今はショップのための買い付けに来てるから、自分の個人的な買い物はダメ、、、、。
なんてガマンする訳がないし、理由もない。
みんなバイヤーさんは、自分でも欲しいと思ったものは「個人的にオーダーします」。
もちろん、お会計は会社と個人で別々。
自分で個人的にオーダーしたものは自分の財布からお支払いしますよ。
ただ、この個人オーダーって、すごく魅力的なメリットがあるんです。
「バイヤーやってて良かったなぁ」ってそりゃ思いますよ!
新作アイテムが40〜60%OFFで購入できる
まず値段が安い!
直接ブランドから購入できるので、卸価格で買い物ができるんです。
ブランドにもよりますが、40〜60%OFFの価格で購入できます。
「なんだ、それならショップでもセールでそれぐらいの値段じゃん」
と思った方!店頭に並んだばかりの新作で、この割引となるんです!
普通に買い物をするなら、新作は定価。セール価格で買うなら数ヶ月から半年ほど待つ必要がありますよね。
その必要がなく、新作をすぐに着こなせる。しかもお買い得価格で購入したのに。
これってすごく魅力的ではないですか?
服が好きな人なら、リリースされたばかりの服ってやっぱり欲しいじゃないですか。
それがバイヤーさんなら卸価格で買えるんです。
直接購入だから売り切れの心配なし
個人オーダーはブランド側に直接注文をして購入することになります。
言い換えれば、予約をしておくこと。
なのでショップなどで購入する場合と違い、売り切れる心配がありません。
それに受け取りもフレキシブル。
取引が長く、信頼関係にあるショップとブランドなら、個人オーダーしたアイテムは郵送してもらって、後日お支払いでもOK。
なかなか快適な商品受け取りができる、便利な買い物です。
全コレクションの中から選べる
個人オーダーの魅力は選ぶ楽しさもあるでしょう。
ショップなどとは違い、展示会にはブランドの新シーズンのコレクションがフルでラインナップしています。
コレクションが全部揃った状態から選ぶことができる機会ってなかなか無いんですよ。
セレクトショップなら、ある程度品数を絞ってセレクトしていますし、直営店があっても全コレクションを扱っている訳ではない。
なので全てのコレクションを見るなら展示会のタイミングが一番。
最高のシチュエーションで買い物ができるというワケです。
でも、たまにキャンセルとなってしまうことも、、、
ここでデメリット。
個人オーダーはいいことばかりではありません。
たま〜に起こることとして「減産」があります。
これは、生産時に材料の不足や、仕上がりにキズ物が多く、注文数より少ない数しか生産できなかった事態です。
注文よりも完成した商品が少ないぞ!
そうなったら「減産」といって、オーダーをしていても商品が届かないことがあります。
もちろん、商品が足りないなら、優先されるのはショップへの納品。
もし、自分が個人的にオーダーしていたアイテムが都合により充分な数が生産されなかったら?
真っ先にキャンセル扱いの標的になりますよね。だって個人的な買い物だから。
個人的にオーダーしていても購入できない事になるんです。
どうしても欲しかったら、どこかのショップで定価で購入しましょう。
しかも、この減産って結構な頻度で起こったりするんです。
楽しみにしていたアイテムほど、キャンセルとなればショックですよね。
服好きなら「個人オーダー」したいよね
バイヤーとなれば、展示会の場でバインングついでに自分の買い物もできるのか!
そう考えたら、すごく楽しそうな仕事ですよね。
買い物が仕事って、「好きを仕事にしてる」感がすごい。
このバイヤーとしてのやりがい。バイヤーになってよかった瞬間を知って、バイヤーになりたいと思った方もいるでしょう。
だからバイヤー目指そう!
僕自身はバイヤーの経験はないですが、長い期間バイヤーさんと仕事する機会があり、様々なバイヤーさんを見ています。
そして、バイヤーになるにはどうすればいいの?
といった情報をまとめていますので、こちらの記事もどうぞ。
↓こんな記事も書いています。
バイヤーになるには?ファッション業界憧れのバイヤー職に就く方法はこれだ!
また、バイヤーの転職を考えている方に向けた、バイヤー求人の情報もアップしています。
バイヤー職を目指すなら、ご参考ください。
ちなみに個人オーダーがしたいなら別の方法も。
②ブランドが個人的に好きなことを伝え、サンプルをいろいろ見せてもらう。
③いろいろ見た後に、「個人オーダーできないですよね?」と軽く聞いてみる。これで結構な確率でパーソナルオーダーできるはず。大体40%OFFや50%OFFで新作アイテムが注文できます。
— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年10月20日
バイヤーではないけれど、お目当てのブランドの個人オーダーがしたい!
そう思った時に方法が全くないわけではありません。
ちょっとゲスいですが、何か理由を作って展示会にお邪魔させてもらいましょう。
取材でも、何かの営業でも、なんでもいいんです。
展示会に潜入できれば、きっと自由にサンプルを見せれもらえるはず。
そうなった時にさりげなく「個人オーダーってできたりします?」と聞いてみるといいでしょう。
あくまでさりげなくね!
自分のブログを持っている人ならインタビューとか。
何か仕事で、セールスをやっている人ならその営業でお伺いするなど。
とにかく展示会に潜り込むことのハードルをどうやって超えるかを考えましょう。
悪知恵っぽくてほんとにゲスいけれど。。。
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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)
tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。
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