知らないこと?たくさんあるよ!
「無知は罪」って言うけれど。
自分の知っていることよりも知らないことが圧倒的に多い。
だから、誰かが知らなかったとしてもバカにしたり、呆れたりするより、まず受け入れてあげることが大切だと思う。
「それぐらい知ってて常識」の線引きは人それぞれ違うからなぁ。— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年9月4日
今すぐ世界中のファッションブランドの名前を全部言え!って言われても、絶対ムリ。
もしかしたら日本だけで見ても知らないブランドがあるかも。
あれだけ取材しているロンドンコレクション参加ブランドでも全部はムリだしな。。。
基本的にファッション業界で10年ほど働いていますが、まだまだ知らないことたくさんあります。
多分、先輩方からすると経験も知識もまだまだ。
これって、多分僕だけじゃなくて、ファッション業界で働いている方ならみんなそう。
あれを知っていても、これは知らない。
全部網羅するなんてできません。
だから、開き直りましょう。そして、聞きましょう。
「それ、知りません!」
「教えてください!」
と、知っている人から学習するんです。
よく聞く「そんなことも知らないの?」
本当によく聞くんですよね。
アパレル業界で働いていて知らないことや知らないブランドがあれば。
「そんなのも知らないの!?」
というセリフ。
僕はこの言葉を禁句にしたい。
確かに知らない方が悪いかもしれませんが、こういう場合は呆れるのではなくて、丁寧に教えてあげることが大切。
あなたにとって「知ってて常識」なことって勝手に自分で線引きをしただけ。
他の人からすると「知らないのが自然」な内容だったりするんです。
「あっ、この人は今まで知らなかったんだ。」と受け止めて、このキッカケに教えてあげればいいんです。
そうやって知識のシェアを繰り返すことで、チーム全体や会社全体のレベルアップにつながると思っています。
知らないと言えない。プライドが邪魔をする
それに「そんなのも知らないの!?」と言ってしまう人は、いざ自分が何か知らないことがあっても「知りません」と言えないはず。
そうなれば、教えてもらう機会はなくなるし、自分自身のレベルアップにも支障をきたすでしょう。
それともうひとつ。
一度「そんなのも知らないの!?」と言ってしまうと、チームや会社全体で「分からないことは聞く」という習慣を無くしてしまうことになるでしょう。
誰でも知らないことを責められたり、否定されたりすると萎縮するはず。
そうなれば、やっぱり聞きにくい。
その場は乗り切れるかもしれないけれど、これが積み重なるとチームワークで動く仕事ほど後々から問題が出でくると思います。
チーム全体で知っていると思っていたことが、実は知識が共有されていなかった。。。なんてことありがち。
例えば、ショップなどで「今週はお客様にジレをオススメするようにしよう!」と決めたとします。(ちなみにジレはベストのことでフランス語で表現するとジレになります。)
ここで、ベストをジレと呼ぶことを知らないスタッフがいるとします。
普通ならここで「ジレって何ですか〜?」と聞くでしょう。
でも、度々威圧的に「そんなことも知らないの!?」と言われていれば、正直に聞けない。
なので実際の接客でもジレをしっかりオススメできない。
まさかと思う方もいるかもしれませんが、本当に現場ではこんなこと起こってますからね。
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アパレル業界の長い残業時間を改善するために!上司と社長に読ませたい本
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あの体育会系な佐川急便でも「丁寧に教える」流れになってるらしいから。
アパレル業界の「お前、そんなんも知らんの?!」は禁句だと思う。
「聞くは一時の恥」として教えてあげようよ。— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年9月5日
すごい前に新聞の記事で読んだと思うんですが、昔から体育会系なイメージの佐川急便でも新人に教える時は丁寧・親切に変わっているそうです。
いろいろな意見や狙いがあってそうなったと思いますが、一番の理由は「人材確保」でしょう。
キツイからすぐ辞める。
先輩が厳しいから続かない。
昔はそれでよかったかもしれませんが、次々とスタッフが辞めていく会社って、損失でしかない。
そして人材確保が難しくなる一方でしょう。
「働きやすい職場」は本当にこれから必要。
それはアパレル業界も同じで、実際スタッフ確保に苦労している大手アパレル会社もあるでしょう。
僕のロンドンでの経験談
この「無知は罪」って考え方は日本独特かもしれなくて。
僕がロンドンで仕事をしていた時は、そんな感覚は全くなかったです。
知らないことがあれば、みんな丁寧に教えてくれる。
知らないことをバカにしたり、呆れたりしない。
もちろん、いろいろなアイデンティティーや人種が混ざり合って〜、、、と国としての環境もあると思います。
でも、ベースとして「自分の常識は他人の非常識」がしっかり意識の中にあると感じました。
自分が知っていて当然なことも、他人からしたら新しいことかもしれない。
また、その逆もあるでしょう。
そういった場合、何が一番メリットかと言えば、お互いの知識を共有すること。
だから知らないことは教え合う。
この考え方をロンドンで学んだので、日本でも広がればいいなと思います。
だからまず「そんなのも知らないの!?」を禁句にしたい。
本当に。
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【その我慢必要ナシ】アパレル業界で辛いなら「転職する」という選択肢を選ぼう
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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)
tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。
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