イギリスの地方都市にてウーバーイーツなどの配達員を行なっているエイスと申します。
もうかれこれ500回以上の配達を経験しました。そんなイギリスでの配達員として経験した内容を元に執筆しております。
現在連載中の「イギリスUber Eats(ウーバーイーツ)物語」。過去のお話は以下のリンクからご覧ください。
イギリスUberEats(ウーバーイーツ)物語の第1話と記事一覧はこちら
いろいろなご家庭にUber Eats(ウーバーイーツ)で配達をしていると、必然的に配達ごとにインターホンを押す機会があります。
毎日10件くらいの配達をしているので、単純に毎日10件のインターホンを鳴らす機会があります。
そんな中で僕が発見したイギリスのインターホン事情が1つ。
それがRingと呼ばれるドアベルが結構普及していることです。
Your front door will be ready for any creature that shows up. Check out more treats to trick out your home at https://t.co/Uj3hah8tux pic.twitter.com/7S9pRv4OhO
— Ring (@ring) October 28, 2021
このRingはアマゾン系列?の商品で、なかなかハイテクなインターホン。
スマートフォンと連動して外の様子をカメラ越しにスマホ画面で確認したり、ビデオ撮影をしたり。
ドアに誰か近づいただけで自動的に撮影がスタートしたりするのだとか。
防犯やセキュリティ強化に便利な商品です。
そしてデザイン性も高く、一眼でRingだと分かるスタイリッシュな外見が特徴的。
なので目立つので分かりやすい。そのせいかRingを導入している家庭が結構多くなってきた印象を感じます。
「インターホンもハイテク化かぁ」便利な商品がいろいろ出てくるもんだなぁなんて感心している。。。そんな一方で、さらにイギリスで多いインターホン事情があります。
それが「壊れて動かないインターホン」です。
と、いうのもイギリスで配達をしていて感じることが「インターホン壊れている問題」です。
配達依頼の備考欄などに「インターホンが壊れているからノック(もしくは電話)してください。」と書かれていたらまだ良い方。
インターホンを鳴らしても「誰も出ない。。。」なんてこと、結構ありますよ。
結果的にドアをガンガンしたりしてノックして出てきてもらうのですが、毎回思うことが「早くインターホン直せよ!」です。
おそらくイギリスの壊れているインターホン保有者には2種類の人がいると思います。
1つは「いつか直そうと思ってズルズルそのまま」
もう1つは「特に気にしていない」
これのどちらかでしょう。
「いつか直そうと思ってズルズルそのまま」は本当に気持ちがわかります。
イギリスはDIY文化があり、ちょっとの家の修理くらいなら自分たちでやるのが普通。
家の壁の塗料も自分たちで塗る人の方が多数はではないでしょうか。
でもヒマではないのでDIYはいつまで経っても進まない。
なので「直さないといけないけれど、まだやってないんだよね〜」となるのが普通。
僕もそんな気持ち、すごく分かります。
一方でインターホンが壊れていても「特に気にしていない」とも考えられます。
そしてこういう人ってイギリスに結構多かったりします。
「あー、インターホン壊れているんだよねぇ」
くらいの感覚で終わり。直しもしない。
「ドアをノックしたら良くね?」
くらいの気持ちなんでしょう。
こういう細かいことを気にしない人こそが「冬は暗くて鬱になりやすい」と言われるイギリスでたくましく生きていける人たちなのか?
いや、逆に僕たちが何でもいちいち気にしすぎているのではないか?
いやいや待て!インターホンなんて昔は無かったから何とかなるもんだろ。ドアをノックで十分いける!
などなど。今日もインターホンが壊れているお宅へ配達を終えた後に自問自答を繰り返しました。
そして次の配達する家はそもそもインターホンを設置すらしていないお宅でした。。。
ドアをガンガンノックして到着をお知らせするスタイル。
これぞイギリスのインターホン事情です。
終わり