「イギリスUberEats(ウーバーイーツ)物語」連載です。
はじめまして。
イギリス在住でフリーのライターをしていますエイスと申します。
突然ですが今回、このtokyosamplesale.comさんでも期間限定で連載させて頂くこととなりました。
そして連載内容は「イギリスのUberEats(ウーバーイーツ)物語」です。
もうみなさんご存知のUberEats(ウーバーイーツ)。
スマホ1つで料理のデリバリーができる便利なサービスです。
そんなUberEats(ウーバーイーツ)はもちろんイギリスでも展開されています。
そして僕はフリーのライターをやりながら副業としてUberEats(ウーバーイーツ)の配達員を行なっています。
今回の連載はそんなイギリスを舞台にしたUberEats(ウーバーイーツ)の配達員の出来事。
日本とは違い “ここはイギリス” です。
たま〜に信じられないことが起こるのも海外。イギリスでも日本とは違う面白いことが日常で起こります。
そしてイギリスのUberEats(ウーバーイーツ)配達員はまさにイギリス日常生活の尺図。
もちろん全て実体験をもとに執筆しております。
さて今日の配達では何が起こるのでしょうか。。。
〜第1話「エキゾチック ジャパン」〜
日本でもUberEats(ウーバーイーツ)を頼んだら外国人の方が配達員だった。なんてこと増えてきていませんか?
ただ、まだまだ大半の配達員の方は日本人だと思います。
一方でイギリス。
イギリスを訪れたことがない方はピンとこないかもしれませんがイギリスは移民大国。
いろいろな国から移民としてイギリスに住んでいる人がたくさんいます。
特にロンドンが1番移民の多い都市です。たぶん。。
僕がUberEats(ウーバーイーツ)の配達を行っている都市はそこまで移民の多い都市ではなく、ほとんどが白人の英国人という感じ。
ただ、僕の都市でUberEats(ウーバーイーツ)の配達員をしている人たちは移民の割合が多い。
ルーマニアにネパール、ブラジル、ポルトガルなどなど。そして僕も日本人。もちろんイギリス人からしたら移民の仲間です。
そんないろいろな国から集まった仲間たち。僕の住む都市のUberEats(ウーバーイーツ)配達員はすごくインターナショナルな雰囲気となっています。
日本ではどうか分かりませんが、イギリスのUberEats(ウーバーイーツ)は配達員同士でどこかのお店で会ったら一応は挨拶することが多いです。
「Hi」
「hi are you all right?」
「how are you?」
などなど、長く続けるとある程度お互いの顔も覚えるようになりました。名前は特にお互い聞いたりしないので「名前の知らない配達仲間」という感じ。
でも不思議と会話をすると「出身どこ?」はメチャクチャ聞かれます。
名前よりも「どこの国の出身?」が先に気になるようです。
もちろん、皆さんお察しのとおり最初は「チャイニーズ?」と聞かれます。
なので「日本ですよー。」と答えると、そこからは典型的な会話が始まります。
まぁ、あとは似たようなパターンで
「日本に住んでいたことがある」
や
「兄弟の嫁さんが日本人だ」
と、思わず「ほんまかいや!」と突っ込みたくなる調子の良い話に発展します。
これって海外に住んだことがある人なら経験する定番の流れです。
いろいろ話半分で聞いていましたが、ある配達員の「兄弟の嫁さんが日本人」の件は本当でした。インスタグラムの写真見せてくれたので。
それから出身国が頻繁に聞かれるものだから、みんな僕の名前は知らないけれど日本人であることは知っている状態に。
配達中に会った時などは
「Hi ジャパン!」
「ジャパン!マイフレ〜ンド」
などと言われ、僕のニックネームは「ジャパン」になりました。
幸い僕の住む都市では日本人のUberEats(ウーバーイーツ)配達員は僕だけなので大丈夫ですが、誰かもう1人日本人が来たらどうなっちゃうんだろう。。
僕が配達をしているA市では僕が日本人代表としてUberEats(ウーバーイーツ)の配達員をやっている感じです。
なので僕の行いが全てA市内での日本のイメージに直結することでしょう。なんだか勝手に責任重大です。。。
と、変なプレッシャーを感じながらも、今日も街では配達員仲間から「ジャパーン!」「ヘイ、ジャパーン!」などと言われる日々。
そうなると僕の脳内では郷ひろみさんのエキゾチックジャパンが流れますよね。
もう出逢いは億千万の胸騒ぎです。
ジャパーン!です。
えっ!?20代前半より下は郷ひろみさんの代表曲「2億4千万の瞳」が通じない。。。そうなの!?汗