イギリスの地方都市にてウーバーイーツなどの配達員を行なっているエイスと申します。
もうかれこれ500回以上の配達を経験しました。そんなイギリスでの配達員として経験した内容を元に執筆しております。
現在連載中の「イギリスUber Eats(ウーバーイーツ)物語」。過去のお話は以下のリンクからご覧ください。
イギリスUberEats(ウーバーイーツ)物語の第1話と記事一覧はこちら
日本のUber Eats(ウーバーイーツ)配達員の方たちの体験談の中に、
「タピオカミルクティー1つだけの配達をした。」
「コーヒー1杯のために配達させられた。」
なんて話を聞いたことがあります。
配達料がかかる中、フードデリバリーの利用としては少し贅沢な使い方ですよね。
ただ、少しの注文でもデリバリーを使いたい気持ちは分かります。
わざわざ部屋着から外出着に着替えて買いに行く手間を考えたら数百円のデリバリー料金はお得と感じる人も多いでしょう。
そして僕もここイギリスにて似たような経験しました!そうなんです、贅沢なUber Eats(ウーバーイーツ)の使い方をする人に巡り合いました。
僕が配達した商品は、なんと「タバコ1箱」!!
まさに配達というかパシリというか。。。「おい、タバコ買ってこいや!」と不良に言われてコンビニまで走るイメージです。
その日は少し忙しい日で、配達をしている最中に次の新しい配達依頼が届くような状況でした。
マクドナルドを配達した後。配達先の近くにある「Londis」というコンビニがあり、そこに配達物をピックアップしろという指令でした。
すぐにコンビニに行くと、渡されたのは「タバコ1箱」。。。
おまけに店員さんから
「なんでそんなデカいバッグ持っているんだよw タバコ1箱の注文だよ。ケラケラケラ〜」と笑われてしまいました。
いや、そんなこと言われても、他の普通の配達ではバッグは必需品だし。。。
と思いながらもタバコ1箱を受け取り、大きな配達バッグにポソっと一応入れます。
そして配達先へ。500mくらいの距離のある注文者のご自宅へ向かいます。
受け取り人は30代前半くらいのごく普通のイギリスのママさん。
もしかしたら小さい子供がお昼寝をしていて買い物に出かけられない。でも今はタバコを切らしている。
そんな状況だったのかもしれません。
でも、同じ配達料を払うなら何かついで買いしても良いような気もしますが。
とにかくこれまでのUber Eats(ウーバーイーツ)配達の経験上で、1番軽く小さく、そして簡単な配達でした。
ただ、大きなバッグから小さなタバコの箱を取り出す時、勢い余って手が滑りタバコが宙を舞い。受取人の目の前で地面にタバコを落としてしまいましたけど。。
まぁ、特に受取人も気にしてなかったのでクレームにならず良かったです。(まぁ、タバコですからね。)
そういえば、小さい頃は父親に「タバコ買ってきて〜」と自販機までおつかいを頼まれていましたが、今ではそんなことできませんよね。
昔の光景から考えると時代の移り変わりってすごい!と思いながら、30代の大人になってもタバコのパシリをすることになるとは思いもしませんでした。
記念にレシートの写真をパシャ!ってかイギリスのタバコって2,500円もするの?!
(17ポンドを1ポンドを150円として計算して場合)
終わり