イギリスの地方都市にてウーバーイーツなどの配達員を行なっているエイスと申します。
もうかれこれ400回以上の配達を経験しました。そんなイギリスでの配達員として経験した内容を元に執筆しております。
現在連載中の「イギリスUber Eats(ウーバーイーツ)物語」。過去のお話は以下のリンクからご覧ください。
イギリスUberEats(ウーバーイーツ)物語の第1話と記事一覧はこちら
日本はUberEats(ウーバーイーツ)配達員の他にフードデリバリーサービスとして出前館があるんですよね?
その他にも新しくデリバリーサービスが登場したり、なかなか活発な競争が行われているデリバリーサービス業界というイメージです。
そしてイギリスにもUberEats(ウーバーイーツ)以外に複数のフードデリバリーサービスがあります。
今回はそんなデリバリーサービスの紹介。。。を周りの配達員から聞いた情報をもとにまとめました。
あくまで僕の周りの人たちの意見なので、ちょっと偏った情報かもしれません。そしてイギリスの配達員の皆さん、みんな口が悪いので不平や不満もかなり出てきます。
今回は実際にイギリスでフードデリバリーを行っている配達員の素直な感想もありのままお伝えします。
・UberEats(ウーバーイーツ)
皆さんご存知のデリバリーサービスのUberEats(ウーバーイーツ)はイギリスでも知名度が高いです。
自分の好きな時間に配達をスタートでき、好きな時間に終了できる。
そんなメリットは日本のUberEats(ウーバーイーツ)と同じ。
ただ、周りの配達員からはあまり良いイメージではなく、
「配達報酬が少ない」
「料理の準備ができるまでの待ち時間が長くても何も保証がない」
など、不満がかなり出ています。配達員として参加する前はUberEats(ウーバーイーツ)って働きやすそう!と思っていましたが、そうではないんですね。そこは正直に1番の驚きでした。
さらにfeeとして配達員の報酬から30%を手数料代としてマイナスするのがUberEats(ウーバーイーツ)のルールなようで。ここ、なかなか憎いです。
同じ手数料をとるにも、わざわざ30%を記載せずに手数料を抜いた金額を配達員に提示すれば良いのに。。。なんて感じますが、それはダメなんでしょうか。
とにかく、配達の報酬が少ないと結構みなさんUberEats(ウーバーイーツ)にストレス溜めてらっしゃいます。
というのも、次に紹介するJUST EAT(ジャストイート)の方が待遇が良いからなんです。
・JUST EAT(ジャストイート)
こちらもイギリスで根付いているデリバリーサービスのひとつ。
テレビCMも割と頻繁にされており、JUST EAT(ジャストイート)の配達バッグを持って配達をしていると、小さな子供から「♪ジャストイ〜ト♪」などと指を刺されることがあります。正直恥ずかしいです。
そんなJUST EAT(ジャストイート)はイギリスのデリバリーサービスの中で一番配達員への待遇が良いと言われています。(僕の周りでは)
・報酬額が他のデリバリーよりも1〜2割高め
・ある程度自由でありつつも「シフト制」を取っていて「ドライバーが多すぎて配達依頼が回って来ない!」なんて事態を回避している。なので自分が働く時間は頻繁に配達依頼が来るので短時間で稼ぎやすい。
・知名度も高いので、顧客数も多く注文も全体的に多い。
という感じです。
何よりも報酬額が他のフードデリバリーサービスよりも(今のところ)良いので、配達員からの評価も1番マシ!という位置づけです。
・Deliveroo(デリバルー)
イギリスの上場会社が行うフードデリバリーサービス。
CMもガンガンやって利用者を増やしている配達サービスの1つです。
ただ、配達員への報酬額が低いと周りの配達員からは不満が多いのも事実。
あと、配達員になるための審査やヘルプへ連絡した返信が遅いなど、なんだかんだ会社全体的に仕事が遅いイメージ。
そして僕はDeliveroo(デリバルー)の配達員としての審査になぜか落ちてしまい、登録ができていないのが現状です。なので、実際の配達業務を経験したことはありませんが、内容的には当然ながら他のデリバリーサービスと変わりはないと思います。
その他にも、ロンドンなどは配達サービスがいろいろありますが今回は省略。
僕の配達を担当するA市では上記3つの配達サービスがメインとしてサービス提供しています。
そして、A市でデリバリーを行う配達員の人は3つ全てのフードデリバリーサービスに登録していることが常識。
配達員にとってデリバリーサービスの三股が当たり前です。
むしろ「UberEats(ウーバーイーツ)本名一筋」なんて人は全然いません。
みんなUberEats(ウーバーイーツ)で配達しながらも、JUST EAT(ジャストイート)で配達依頼が来ればそちらも配達。
まるで都合の良い異性を3人キープし、その日その時の都合が良い1人と遊ぶイメージ。
なのでUberEats(ウーバーイーツ)として配達依頼が来ればUberEats(ウーバーイーツ)といて配達し、JUST EAT(ジャストイート)で配達依頼が来ればJUST EAT(ジャストイート)として配達をします。
なので配達を依頼するサービスの利用者側としては、UberEats(ウーバーイーツ)で注文しても、JUST EAT(ジャストイート)で注文しても、Deliveroo(デリバルー)で注文をしても、結局は同じ配達員が配達を行うことになります。
そうやって考えると、3社それぞれの配達サービス内容に大差はないので、結局は安いフードデリバリーサービスを利用するのが1番賢い買い物方法かもしれないです。
イギリスに来た際のちょっとした豆知識としてて知っていると利用時に役立つかも。。。です。