ショップ店員ウザい?
好調ですよね!ZOZOTOWN。
そして、その他のブランドやショップも売上の割合としてオンラインショップが高くなっているとか。
これって、ただ単に「便利」というだけでなく「ショップに行くより快適な買い物ができる」ということも含まれていると思います。
考えてみたら、買い物へ行った時に
「ショップ店員がウザい」
「店員の視線が気になるから買い物が苦手」
なんて話はずーっと昔(10年以上前)から言われてきた。
なのに全然改善されない。
そして、その解決策のひとつがオンラインショップというワケ。
ネットで選んで自宅で試着。ショップ店員に邪魔されることなく買い物ができますからね。
でもなぜ僕たちはショップ店員に対して気を使ったりビクビクしなくてはいけないのだろうか?
残念ながら「ショップ店員」と聞いてマイナスのイメージを持つ人も少なくないはず。
そこで、ショップ店員経験もあり、ファッション業界で働き続けて10年。
人見知りなために、ショップ店員に過剰な苦手意識を持つ人の気持ちがわかる僕が分析してみようと思います。
こんな経験はないだろうか
誰でも買い物って行きますよね?
新しい服が欲しいとなれば、街へ出てセレクトショップやブランドショップへ行く。
そして、気に入った物が見つかれば買う。
もしくは、すでに欲しいアイテムが決まっていて、その商品めがけて買い物へ行くかもしれません。
その時に、商品選びやサイズ感のチェックなど手助けしてくれる存在が「ショップ店員」でしょう。
そんなショップ店員とのやりとりの中で、結構たくさんの人が今までにイヤな思いをしてきたようです。
もしかして、僕がショップ店員だった時も、
「お客さんに対して不快にさせていたかも、、、」
と思うとすごく申し訳ない気持ちですが、気にせず進めます。(もう時効でしょ笑)
買い物へ行って、こんな経験はないでしょうか。
ゴリゴリの接客がイヤ
ショップに入ると、すぐに話しかけられる。
落ち着いて商品を見ることもなく、世間話からのオススメ商品の紹介。
断ることが苦手な方や、ショップ店員の話のペースに巻き込まれたら、そのまま試着してしまうこともあるでしょう。
試着さえすれば「似合ってます!」「いいですね!」の褒め言葉で購入決定。。。あれ?買ってしまった。
そんなことありません?
もちろん買わないで断るケースもあるでしょうが、何が不快かといえば「ゴリゴリの接客」でしょう。
ショップに入りにくい原因として「しつこい接客されたらイヤだな。。。」という不安は誰でもあると思います。
それぐらい不快なんです。
【ショップ店員の気持ち】
実はショップ店員だって、ゴリゴリの接客をしているという自覚はあります。でもそうするしかない。
お店は毎月売上のノルマがあるし、個人個人にノルマが課せられていることもある。
そうした時に「どうすれば売れるか?」を考えたら「積極的にアプローチ」「お客様への声かけ」が一般的なんです。
それに店長や他のスタッフの目もあって、声をかけないでお客さんを放置していたら「なぜ声かけないの?」というダメ出しが出る。
だから結果的にゴリゴリの接客になってしまう。
しかも、この方法でも数十回に1回は購入してくれるお客さんがいたり、何かしらの結果が出る。
だから多少の強引な接客でも続ける。
という習慣になっています。
正直、僕もショップ店員の時は「早いお声がけ」を徹底してましたよ。
もちろん、自分の意思ではなくて店長の指示のもとルール化されてました。
お客さんへ積極的に声をかけることで売上は上がりますが、その分「しつこい接客でイヤだな」と思う人も多かったでしょう。
ショップとしては、全てのお客さんに好かれる必要はないので、正しい方法ともいえます。
が、ショップ店員の全体的なイメージダウンとなることは事実。
結果、オンラインショップで買う人が増えているなら、やり方を考え直すいいキッカケかもしれませんよね。
自分の好みを理解していないオススメ
いろいろと商品をオススメしてくれるショップ店員はいいですが、「自分の好みじゃないアイテムを進めてくる人」がいることも確か。
こういう時って一気に買う気が無くなるというか、「あーこの人は何も分かってくれていない、、、」とガッカリしてしまうことありません?
サラサラ〜と商品を見ていたら「こんなのはどうですか?」と見せられたアイテムが全く自分の趣味と違うなんてことも買い物あるあるのひとつでしょう。
【ショップ店員の気持ち】
言い訳をすると、ダメ元でも何かしらオススメすることが接客のセオリーだから。
もちろん相手の好みが分かれば、それにマッチした商品を紹介します。
でも、好みが分からない。好みに合った商品がショップには無い。となると、あるもの勝負でオススメはしますよね。
あとは、「この人ならこのアイテムが似合うはず!」と思って普段とは違うスタイルをオススメしている場合もあるので、スタッフとお客さんとのすれ違いが生じていることもあるでしょう。
ショップ店員の仕事のひとつとして、「今までに取り入れたことのない新しいファッションの提案」があるので、素直に「こんなファッションもどう?」とオススメすることもあります。
この場合は、お客さんとショップ店員との「すれ違い」が主な原因でしょう。
オススメする側としては、相手の意見を聞きたいがためにいろいろと提案します。
もちろん、在庫をたくさん抱えているアイテムを売り切ってしまいたいために、お客さん全員にオススメするアイテムもありますよ。
でも、それってハンバーガーセットを注文して「Lサイズはいかがですか?」「サイドメニューにサラダはいかがですか?」と提案されるようなもの。
そう考えると、ショップ店員のオススメに悪意はないんですが不快な思いをさせてしまうんですね。
接客の難しいところであり、奥が深いところでしょう。
買わないと分かった時の態度の変化
これは一番ありえないショップ店員の悪いところかもしれませんね。
いろいろ商品の説明を受けたり接客を受けたけれど、やっぱり気に入らなかったので断る。
そうするとショップ店員の顔が明らかに変化。「なんだ買わないのかよ」という気持ちが顔に出ていたりします。
断ったお客さん側が「なんだかすいません。。。」な気持ちになる状態。
【ショップ店員の気持ち】
「よし!いける!もうちょっとで買ってもらえそう。。。。えっ?いらないの?!」
なんていい感じで商品説明をした後で断れるとガッカリ感も大きいです。正直な話。
でも、それを顔に出したらダメですよね。
お客さん第一なら、本当に納得して購入してもらうことが大切。だから断られることは何も悪いことではないんです。
でも、やっぱり「なーんだ買ってくれないのか!」と思ってしまいますよ。人間だもの。
まぁ、この場合は100%でショップ店員が悪いでしょうね。
買う、買わないはお客さんの自由だし、買わないと分かった時に表情を変えるのはプロではありません。
僕もありましたよ。
高いコートを気に入って何回も試着しながらサイズを確かめて。
よし、買ってもらえるか?!と思った時に「考えます」の言葉。
もちろんガッカリですが、笑顔を絶やさないことが大切。
また違うキッカケで違う商品を選んでもらえれば、それでいい。
そうやって割り切る必要があるでしょう。でも、本当にガッカリするのは確かです。
顔や態度に出てしまう気持ちはわかりますが、気をつけましょう。
もうビクビクしたくない。快適な買い物をするなら?
ここまで、ショップ店員としての正直な気持ちや都合とともに、紹介してきた接客での不快な話。
では、今後の買い物で自分が気持ち良く買い物をするコツってあるの??という役立つ情報を紹介していきましょう。
もう、買い物でショップ店員にビクビクしない、ポイント紹介です。
遠慮なくハッキリ言う
オススメされても、気に入らない場合は「好みではないですね」などとハッキリ言ってしまいましょう。
ショップ店員側として、なんでもハッキリ言ってもらえる方がどれだけ接客しやすいことか!
これは?これはどう?といろいろオススメすることで、相手の好みも理解しやすいですし、バンバン好き嫌いを言ってもらった方がやりやすい。
逆にハッキリをしない態度だと「悩んでいるのかな?」と思われてしまう。
結果的に、さらに「押しの一手」な接客を受けることになるでしょう。
なので、YESとNOはきっぱりと伝える。
そうすることで接客のすれ違いは防ぐことができ、「ウザい」と思うことも少なくなるでしょう。
ちょっと前に話題になった、アーバンリサーチが取り入れた制度。
それが「声かけ不要バッグ」。
声かけ不要バッグを持っていれば、接客されるとなくゆっくり買い物ができる仕組み。
これも1つのNOをハッキリ表現していますよね。
同じように、ゆっくり見たいなら「接客はいいです」と一言伝えるだけでもOK。
「遠慮なく!」がポイントです。
“声かけ不要バッグ”を持ったスーパーゼウス出現 アーバンリサーチとビックリマンチョコがコラボhttps://t.co/uORgzulbTm #アーバンリサーチ #ビックリマン #コラボ pic.twitter.com/l625AAqvyv
— Fashionsnap.com (@fashionsnap) 2017年7月13日
1人でもお気に入りに店員を見つける
これはどんなことでも同じだと思いますが、信頼できるスタッフを見つけましょう。
信頼できるお医者さん。
信頼できる先生。
信頼できる美容師さん
この人に任せると大丈夫。という人がいる状態ほど安心することはないですよね。
なので、買い物に行くショップでも信頼できるショップ店員を見つけましょう。
いつも着こなしがオシャレな人でも、話が合う人でも、キッカケはなんでもいいです。
「この人の勧めるアイテムなら信用できるな」と思える人を見つける意識を持つことです。
無理に見つける必要もなく、意識しているだけでOK。
この人かな?と思ったら、買い物はできる限りその人から購入するようにする。
そうすれば、お互いの信頼関係がうまれるはず。
そうなれば不快な接客を受けないだけでなく、よりリラックスして買い物もできますよね。
買い物上手な人ほど自分のお気に入りの店員さんがいたりするのは、お互いにメリットがあるですよねぇ。
「自分は客だ!」とある程度思っていい
「お客様は神様です!」
と、そこまではいかなくても、お金を払うお客さん。ある程度は気持ちの良い接客を受ける権利があるでしょう。
なので「ダサい格好で行って、冷たい目で見られたらどうしよう、、、」なんて心配しないくてもいいんです。
逆に、「僕をオシャレにしてくれよ!」ぐらいの気持ちで堂々とお店に行けばいい。
そこで、冷たい対応やバカにされるような態度をされるなら、クレームもの。
オシャレに仕上げる提案をすることこそショップ店員の仕事ですからね。
堂々とショップに入って、優雅に商品を眺める権利があるんですよ!
ダサい人には接客しないってアパレルスタッフが今でもいるけど、損してるよね。どんなビジネスでも初心者が顧客になってくれやすくて、伸びシロである。本来喜んで接客すべきなのに。
— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年8月27日
もうビクビクする必要はない!
これっていつから?
お客さんの方が店員に気をつかうような状態になったのって?
そんな買い物なんて楽しくないし、オシャレは楽しむもの。
だから買い物も楽しく選びたい!そう思いません?
実際にショップ店員にビクビクしている人っていないとは思いますが、初対面の人に会うみたいな緊張感を持っている人は多いはず。
でもそれも今日で終わり。
快適な買い物を誰もに邪魔されないようにするんだ!
↓こんな記事も書いています。
そろそろモテコーデを卒業しないかい?自分の魅力を殺しているかもよ
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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)
tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。
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