グッチの発表でファッション業界は変わるよ!
ロンドンでも動物愛護の観点からフェイクファー、フェイクレザーが少しずつ広がっています。
「軽い・安い・加工しやすい」のメリットも多い。
グッチの決定から、今後も廃止ブランドは増えそう。「グッチ」がリアルファーの使用を廃止https://t.co/QRtzUwBBbe
— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年10月12日
本日2017年10月12日に入ってきたニュース。
あのGUCCI(グッチ)が、ラグジュアリーブランドの中でも売り上げ好調、世界的に人気ナンバーワンとも言えるブランドが。
リアルファー使用廃止!
これは、これからのファッション業界の方向性を変えるニュースだと思っています。
もちろん、動物愛護の観点から様々な団体がリアルファーなど使用廃止を訴えきていました。
ネットが広がることで、悲惨な目にあう動物の状況も伝わりやすくなっているのも大きな要因。
オシャレだからいいじゃん。
ゴージャスな服を楽しむため。
そんな理由では肯定できないぐらい倫理的な観点でリアルファーへの疑問が広がってきました。
特にヨーロッパ。そして特にイギリス。
動物性の食べ物を取らないヴィーガンと呼ばれる菜食主義の人口も多く、動物への保護や共存意識も高い。
もちろん、ファッションのために殺される動物や苦しむ動物がいれば黙ってはいないですよね。
確実にここ5年〜10年で、リアルファーを疑問視する人たちが増えています。
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ロンドンの動物愛護の実情知ってる?
写真でわかるように、多数のデモ隊が取り囲んでいます。
実はこれ、つい先月の2017年9月に行われたロンドンファッションウィークの会場周辺の様子。
今までもデモはファッションウィーク中に定期的に行われていました。
が、明らかに今シーズンは規模と本気度が違ったんです。
人の多さに加えて、メイン会場以外の注目ブランドがショーを行う別会場にも出張デモ。
今回、明らかに抗議デモは大型化していました。
それだけイギリスでは動物愛護の意識が強くリアルファー不支持の人たちが多いということ。
あくまで予想ですが、この感覚って5年後くらいに当たり前になって日本でも常識になる思います。
逆にリアルファー賛成!!なんて声が広がることって残念ながら無いでしょうから。
スペインの一部で闘牛が廃止されたように、リアルファーも規模は縮小するでしょう。
フェイクファーは楽しい!
リアルファーはダメだ〜!なんて大声で言ったって、ファーの魅力もあるし、あのモコモコ感って気持ちいいですよね。
もう、あの肌さわりを味わえなくなるなんて、やっぱり寂しい。
そんな禁断症状になるだろうし、デザイナーだって「ファー使いたい!キーーッ」って発狂するかもしれません。
だからこそ、今こそフェイクファーの活躍が期待されているんです。
と、いうか、もうすでにフェイクファーはガンガン利用されており、ファッションアイテムとして定番化しています。
もちろんフェイクなので、人口的に作ります。石油系の原料にて作られたフェイクファーは軽いしコストも低い。
それに手入れも簡単だし、デザイナーの思い通りにカラーリングできる。
細かな加工もできるから、実は結構使えるやつ。
いろいろなシチュエーション、デザインで「なんだフェイクファーでいいじゃん!」っていう声が聞こえてきそう。
それぐらいフェイクファーは進化、普及しています。
だからこそGUCCI(グッチ)も「リアルファー使用しません!」と断言できたワケ。
いくつかストリートスナップで撮ったフェイクファーアイテムもアップしておきましょう。
こんなアイテムなら着てて楽しいでしょ!
【おまけ】動物愛護デモだってユニークだよ
あと、楽しいこと繋がりで紹介しておきたいこと。
それが、動物愛護団体のPETA。
リアルファーやレザー素材など、動物性の素材使用を反対している団体(らしい)ですが。
「リアルファー反対!レザー反対!」と普通に訴えても届かないし、面白くない。
そこで、毎回衣装を変え、コスプレを変え。
今シーズンのPETAの主張はどんなんだろう??と楽しみにさせてくれるエンターテイメント性がいいんです。
過去、ロンドンファッションウィークにて登場したPETAの主張模様をどうぞ。
一体誰のアイディアかは知りませんが、毎回何かしらのアイディアを出してくるところはさすが。
これならたくさんのメディアやカメラマンに撮影されるから、よりたくさんの人に拡散できるということ。
インスタ映えだってしてる、、、、はず。
ブランドは決めた!さて、あなたはどうする?
つい最近の傾向として、ドクターマーチンが全てフェイクレザーを使用したシューズをリリースするなど、脱動物性素材を選びやすい時代になりつつあります。
これはGUCCI(グッチ)だけでなく、様々なブランドがブランドなりに動物愛護の考えをどう受け止めるか?の立ち位置を決めている過程であること。
僕自身もこの流れには賛成で、イギリスのレストランに行けば必ずベジタリアン用のメニューが用意されているように、ファッションアイテムも動物性を含まないアイテムが気軽に選べる時代がくることを歓迎しています。
単純に選択肢が増えるということはいいこと!
さて、そんな中、あなたはどう?
リアルファー好き?ファーはフェイクでも革製品は使いたい?
それとも全てフェイクがいい?
この考えは正解、不正解ではなく、自分はどうしたいか?が大切。
今後のファッションの方向性として何を望む??
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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)
tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。
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