若者のファッション離れ??
「若者がアパレル業界を目指さない」って話題になっているけれど、何も問題ないでしょ。今まで「替えはいくらでもいる」と言われるぐらいの人気ぶりが異常だっただけ。今から相応の給料と職場環境の改善を行えばいい。それでも人手不足なら過剰な店舗数を減らす。変化する企業に人は集まる。
— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年8月29日
「なぜ、若者はアパレル業界を目指さなくなったのか?」
なんてフレーズを他のメディアで聞いたりしますが、フと問題あるのかな?と思いました。
逆にこれまでが異常で、今が正常になって感覚。
ファッション業界の今までって80年代のバブルを引きずっていて、給料が安くても長時間労働でも誰も文句を言わなかった。
なぜか?
すぐに替えの人材がいるから
だから人気ブランドなんかは特に「入社できただけラッキー」と思って必死に文句も言わないで働いていたんだと思う。
不満を言えば「他にたくさん働きたいっていう希望者はいるから、辞めていいよ」ってスタンスで返される。
そもそもこれが異常だっただけで。
ネットなどで何でも情報が集まる時代に、過酷なアパレル業界の労働環境を知る人も増えた。
ブランドやショップが乱立して売れない時代になった。
そうなれば、よほどのファッション好きじゃないと目指さないでしょう。
何も不自然でも理由なんてない。
働く魅力がないから
なので、安い給料と長時間労働でも人が集まっていた今までが異常だっただけ。
これから僕たちがしなければならないこと。
それが、
・職場環境の改善
・給料の見直し
だと思います。
そうしないと、本当に人手不足でショップスタッフが集まらないブランドも出てくるでしょう。
働きやすい環境を作れば、また人は集まってくる。
バイトが集まらないお店が時給を上げたら集まった。
すごく簡単にいえば、それと同じケース。
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【憧れというのは勝手にするもの】自分が「良い」と思うことを極めることがカッコイイ!
変化する企業は強い!
もちろん、すでに取り組んでいる企業もありますよ。
代表するのがSTUDIOUS(ステュディオス)やUNITED TOKYO(ユナイテッドトウキョウ)を運営するトウキョウベース。
このサイトでも「転職先にいいんじゃない?」とオススメしている企業です。
もちろん、トウキョウベースからお金をもらっている訳ではありませんよ。
↓こんな記事も書いています。
【ステマじゃないよ】アパレル販売の給料が不満ならトウキョウベースに転職すればいい
確実にこのままではショップスタッフが集まらないで苦労するショップがたくさん増えてくるでしょう。
だからトウキョウベースでは、そこにしっかりと向き合った。
スタッフが頑張れば頑張っただけ報われるシステムを作った。
年収700万円の地方店スタッフが現れているぐらいですからね。
年収700万円 新卒不採用からNo. 1販売員に駆け上がった25歳の正体は? https://t.co/H4dbDMTRvr #販売員 #給与 pic.twitter.com/mDW6QDDjjv
— Fashionsnap.com (@fashionsnap) 2017年5月16日
また、自社EC事業に力を入れているベイクルーズも評価されていいと思います。
給料も他のアパレル企業よりも高めですからね。
「ネット専業」と戦う。5年で自社EC売上が10倍に!ベイクルーズのオムニチャネル戦略 | SELECK https://t.co/z3XjmJUwlJ
— 桂隆俊 (@taka_katsura) 2017年8月23日
本当にざっくりとまとめると、危機感を持って変化しているかどうか。
誰も給料が安くて長時間労働な会社。右肩下がりな会社で働きたいとは思わない。
そんなに若者もバカじゃない。
ブランドの魅力だけで就職希望者が集まる時代は終わった。
これから5年、10年で危機感がある会社、変化する会社とそうでない会社とは、いろいろな意味で差が生まれてくるでしょう。
やっぱり会社の核は人。優秀な人材が集まる会社が成長するはずなので。
脱落するブランドも出てくるよ!
これだけ80年代〜2000年代までにたくさんのショッピングビルやショップが次々にオープン。
お客さんはポツポツとしか入っていない。
そんなところって結構多かったりします。
ただでさえ売り上げを必死にあげて、コストを下げたいところ。
そこにスタッフへの給料や職場環境改善をしようとすると、相当な工夫や覚悟が必要になるはずです。
もちろん、必要であればショップをクローズしながら規模を縮小して対応するブランドも出てくるでしょう。
うまく変化ができない企業や苦戦をするブランドがあれば、最悪脱落もあり得る。
それは倒産とか、ブランド休止など。
「作れば作っただけ売れる」の時代が終わって、ジリジリ状況は厳しくなるアパレル業界。
5年後、10年後を見据えて変化できるかどうか。
どのブランドが残って、どの企業が脱落するのか。
これから転職する人は、間違っても変化しない会社を選ばないように!
↓こんな記事も書いています。
アパレル業界の長い残業時間を改善するために!上司と社長に読ませたい本
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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)
tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。
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