セレクトショップ始めたい!
オシャレが好きな人、ファッション業界で働く人。
それにバイヤーになりたいと夢を抱く人。
そんな人ほど憧れる「将来、自分のお店を持ちたい!」という希望。
自分の好きなブランドだけを集めたセレクトショップをオープンできれば、これほど嬉しいことはありません!
そんな将来のショップオーナーを目指す方へ。
実は、ファッション業界特有かもしれない、独特のルールや暗黙の決まりがあったりします。
そこでバイヤー向けに展示会セールスを行う経験を活かして、今から知っておきたい暗黙のルール特集を行ないましょう。
これを知っているのと知らないのとでは、いざ自分が独立する時に差が生まれますよー。
↓こんな記事も書いています。
バイヤーになるには?ファッション業界憧れのバイヤー職に就く方法はこれだ!
開業前に知っておこう!暗黙のルール
②まずお客さんの場合。サービスの質や品揃え、値段、接客、ファン獲得、イベント企画など、様々な方法で注目を集めなければいけない。
たくさんあるセレクトショップの中から、ウチで買ってもらうメリットやキッカケを提供しないといけない。これは当たり前ですね。— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年8月13日
まず、暗黙のルールを知る前に、心構え。
実はショップのオーナーともなれば、意識するべき関係性が大きく分けて「お客さん」と「取引先ブランド」のふたつ。
お客さんに対しての姿勢はみなさんご存知の通り。
お金を払ってくれる大切なお客さんですから、それはもう接客から全てに最善を尽くしますよね。
ブランド側があなたと取引するかを吟味する
④それに、ミニマムオーダーというものがあり、「最低これぐらいの金額を買ってくれないと売ってあげないぞ」という価格設定がある。ちなみにブランドによって金額はマチマチ。
数十万のブランドもあれば、数百万の金額設定もある。— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年8月13日
お客さんに精一杯サービスをすることは当たり前ですが、実は取引先となるブランド側との関係性も大切になってきます。
決して全てのブランドに対して「お金を出すこちらがエライ」なんて感覚では取引できませんからね。
ブランドとしたら売り上げを最優先したいところですが、一番の優先は「ブランドイメージ」。
ブランドがお客さんに「ダサい」と思われたら、売れないどころか誰からも相手をしてもらえなくなる。
ブランドはイメージの良さを常に大切にします。
なので、ブランドが並ぶショップの「イケてる」「イケてない」は最新の注意を払ってリサーチされます。
例えば、ドカンと500万円分の商品を買う!と新しいショップからオーダーが来ても、そのショップがダサダサなショップだったら?
ブランド側からの答えはノー。
目先の売り上げも大切だけど、ブランドがダサくなることを嫌うんですよ。
ショップオーナーになるなら、ここは気をつけたいところです。
セールを早い段階で行うと非難を浴びる
⑥その他、いろいろと思い当たる節あり。これからセレクトショップを開きたい!と夢を持つ未来のオーナーさんは、以上のことを念頭に「仕入れ」と「販売」を頑張りましょう。笑
ポイントはやはり「売れていて、イケてるお店」を作ること。
そうすればブランド側より常に優位に話を進められるはず!— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年8月13日
これはちょっと気の毒としか言えないんですが。。。。
店頭で売る価格って、基本はショップの自由じゃないですか。
希望小売価格があって、そこからセールを行うなど。
でも、早い段階でセールを行って、同じブランドを扱う他のショップがそれを見つけると「怒る」んですよ。
こんな時期にセールしたら、定価で売れないじゃないか!的な。
もちろん、全てのショップがそうじゃないんですが、割とこのセールの時期が早すぎる苦情ってブランド側に多く寄せられたりします。
そしてブランド側はセールをしているショップにお願いをして、セールを取り下げてもらう。。。なんて感じです。
もちろん自由競争なので強制力はないんですが、セレクトショップとしても取引先とモメるわけにはいかないので、渋々承諾するといった感じ。
自由にブランドが選べない?!
②なぜか?
セレクトショップにはファッション業界の暗黙のルール「バッティング」があるから。
これは、すぐ近くのショップや同じ地域のショップが「同じブランドを取り扱えない」という決まりがあるから。— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年8月14日
④都内だと必然的にこれが起こりやすい。あと、なぜか名古屋がバッティングに厳しい。他のショップとのライバル意識が強いのか、取り扱いブランドでモメることも。
その点、地方にショップを構えると、バッティングを避けてある程度自分の取り扱いたいブランドを並べることができる。— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年8月14日
セレクトショップで自分の好きなブランドばかりを集めたお店にしたい!
そう夢を見るなら、ショップの立地をよく考えることが大切になるでしょう。
ファッション業界独特の「バッティング」というルールは、結構厄介ですよ。
自分がお店に並べたいブランドを近くのショップがすでに取り扱っていたら?
これがバッティングとなり、自分の店ではそのブランドは並べることはできません。
諦めて他のブランドを探しましょう。
ある意味取り扱いブランドも早い者勝ち。
なので、すでにたくさんのセレクトショップが並ぶ場所で新しくショップをオープンすることはすごくリスキー。
取り扱いブランドを選ぶ自由度が低くなってしまいますから。
ルールを振り切れ!自由度が増すのは地方です
⑥これからセレクトショップを始めたい!という方は、街中だけでなく「田舎にショップを構える」という視点でも考えてみては?これからのトレンドとして、さらにたくさんの人が地方に移住すると予想されるし。都内はもうレッドオーシャンですよ。チャンスは地方にある!@IHayato
— 高嶋一行@tokyosamplesale (@tokyosamplesale) 2017年8月14日
じゃー、どうすればいいの?と思った方へ。
今からセレクトショップをオープンするなら地方がやっぱりオススメですよ。
・家賃安い
・バッティングの心配なく好きなブランドを取り扱える
・お客さんが少なくても、オンラインショップで売り上げを上げることができる。
と、メリットは多いはず。
都内とか、家賃も高くて余裕がなく、取り扱いたいブランドも断られる。なんてことになる可能性が高いですから。
あと、なぜか名古屋はショップ同士がピリピリしています。メンズだけなのかな??
これから地方に注目する人が増えることは明らか。それにネットショップの割合も増える。
それなら地方の田舎にセレクトショップオープンが現実的かもしれませんよ。
↓こんな記事も書いています。
【ファッションで独立】フリーランスになって僕を襲った不幸たち
///////////
ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)
tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。
SPONSORED LINK
◎人気の転職記事◎
・【転職成功法】アパレル業界は非公開求人をモノにすること!
・ファッション業界こそ転職エージェントを利用すべき!その転職方法、本当に合ってる??
・【アパレル・ファッション業界の転職】シチュエーション別の役立つ転職情報まとめ
・【アパレル転職のコツ】理想に近い転職を成功させる方法
お問い合わせ、掲載依頼はこちらにお願い致します。
info@tokyosamplesale.com
ファミリーセール、サンプルセールを開催される方はお気軽に掲載をご相談ください。(無料)
ファミリーセール、サンプルセールなどの総合お買い得情報!
tokyosamplesale.com
最新情報はこちらからチェック!