独立って大変だ!
このサイトを昔からご存知の方も、最近知ったという方も。
実は当サイトを運営して、すでに3年目を突入しています。
最初は軽〜く、プレオープンな感じで始めたのですが、そのままプレオープンという形で今に至っております。
本オープンするタイミングを逃しながら、フェードインする形でスタートした当サイト。
ちなみに、ファッションジャーナリストとしての僕の仕事は、このサイトであるtokyosamplesale.comの運営の他にも様々。
・ロンドンファッションウィークの取材
・他のメディアへの寄稿
・日本のブランドをヨーロッパでセールスするSHOWCASE TOKYOというエージェント代表
といろいろとございます。
それぞれがまだまだスタートアップなので、忙しい毎日のなか奮闘しています。
先に結論を言ってしまうと、会社勤めの時よりも何倍も楽しいです。
まさに、「好きを仕事にしている感」がとにかくありますからね。
↓こんな記事も書いています。
【アパレル業界だって副業だ!】ファッションの仕事が活かせる副収入の得る方法
これまでに僕を襲った不幸たち
そして今回の記事のテーマが、「これまでに僕を襲った不幸たち」をまとめたもの。
普段は運を持っている方で、まさにラッキーなことがたくさん起こる僕ですが、苦労した部分もたくさんありました。
ただ、紹介するにあたり、これから独立しようと思う人に「やめとけよ」と伝える内容では決してありません。
むしろ、これぐらいの困難は独立した人には起こっているはず。
そして、頑張って諦めずに行動すればなんとかなる!
と言うか、こういう予期せぬことも乗り越えた人だけが独立してうまくやっている。と思います。
不幸が降りかかった当事者である僕も、当時はあまり不幸だの、苦労だとは思っていなくて「まーしょーがないなー」的な感じで過ごしてきました。
ここから得た「学び」もありますから。
なので、これから独立したいと思っている方は、「自分ならどうするかな」という視点で。
独立する予定がない方は、「笑い飛ばす」くらいのスタンスでお楽しみください。
それに、みんな人の不幸話って好きだと思うので。
会社退職でモメた
まだスタートラインに立ってもいないところから実はコケてます。
最初の不幸は会社を辞めるところから。
「会社辞めます!」と伝えた途端、職場が地獄と変化しました。
もともと少人数の会社で、毎日の仕事量はハンパなかった。
新しいスタッフが入ってきても定着率が悪い会社だったことからも、企業の「働きやすさ指数」の低さをお察しください。
社長はひとこと「恩を忘れるなよ」と言っただけで、退職日の交渉も「自分たちスタッフで決めて」とサジ投げ。
肝心のスタッフも、スタッフ(僕)が一人減るということは自分の仕事が増えるということ。
かなりの不信感と不満が職場に生まれていました。
なかなか辞める日が決まらず、それどころか毎日の仕事の多さに引き継ぎも進まず。
結局、辞めますと宣告して3ヶ月半後に半ば強引に辞めました。
まー、僕も少なからず引き継ぎに十分な時間が取れずに悪かった部分はありますが、円満退社0%の辞め方となりました。
最終的には同僚から「自分が辞めるのに、替えの人材探してないの?」と言われた時はビックリしました。
それって、経営者の仕事じゃ、、、。
替えの人材を見つけるのはバイトのシフトを急に変えて欲しい時だけだと思いますけどねぇ。
と、こんな感じで独立する前から不幸が始まっています。
ネットで調べてたら、結構たくさんの人が仕事を辞める時にトラブルにあってるんですね。
これから仕事辞める人はお気をつけて〜。
ここで学んだこと:
円満退社が一番だけど、ムリならドライに。感情ナシに淡々と進める。
自分の進みたい方向性が決まったら、屈せずに突き進む。
自分が経営者となり、スタッフを雇うことになったら、同じような職場にしない。
イタリア移住・ビザに苦戦
なんとか会社を辞めることができ、僕と妻(イギリス国籍)はイタリアを新しい生活拠点に選びました。
なんで?またイタリアに?と思う方も多いと思いますが、コレといった理由はありません。
東京が住みにくいと感じていたし、ヨーロッパに住むことは候補になっていた。
イタリアには妻側に親戚がいることや、暖かい気候。ファッションとしてもイタリアは最適。
あとは、イギリス人との国際結婚夫婦あるあるで「イギリスの配偶者ビザは厳しすぎる」ということもありイギリスに住むのは難しい。ならイタリアで!という感じです。(イギリスビザに関しては次の不幸で紹介します)
で、仕事を辞めてから3週間後にはイタリアに旅立ってました。
妻とスーツケース1つずつ持って大移動です。
住む場所も決まって、さー順調にフリーランスとして働くぞー!と思ってました。
が、ここでも不幸が襲います。それはイタリアでのビザに苦戦したということ。
噂では聞いてましたよ。イタリアのお役所仕事は信頼できないと。
でも、心の中ではなんとかなると思ってました。
それが、なんともならないぐらい困ったことに。
原因は、イレギュラーすぎる事例であること。(らしい)
「イギリス人」が「日本人」の配偶者を連れて「イタリアでビザを取得」するという方法に、誰も役所の職員は手続き方法を分かっていない。
結果、いろいろな窓口や役所をたらい回しにされることに。
それに、イタリアのお役所の方って自分が分からないことを「分からない」って言わないんです。
テキトーな手続き方法と窓口を教えてくれて、行ってみると全然違ったり、、、。
もちろん、ネットで調べてもこんな特殊なビザの申請方法が出てくることもなく。
ドラクエよりも難しいロールプレイングゲームやっている感覚でしたよ。
結果的にビザは取れたのですが、もらえるまで半年くらいかかってます。
ただ、イタリアはあらゆる事がユルかった。
一番焦っていた観光ビザの期限である3ヶ月。切れたら不法滞在になりますから。
まだ全然ビザの手続きが進んでない時に3ヶ月満期になりそうで、入局管理局の窓口で相談したんです。
「あービザね、少しくらいオーバーしても大丈夫だよ」
と回答が来ました。
これって日本やイギリスでオーバーしたら大変なことになるのにな。
「地球は青かった」ではないですが、「イタリアはどこまでもユルかった」と感じました。
ここで学んだこと:
イタリアの役所は信用できない。
日本の当たり前は、外国で通用しない。
日常生活をドラクエのように楽しむスキルを身につけた。
イギリス移住・ここでもビザに苦戦
やっとビザが取れたイタリアですが、住んだのは約1年。
僕たちはイギリス移住へと計画を進めます。
イギリス移住に関しての理由は、妻の母国でもあるので、これからの家族計画を考えたらイギリスに住むことがいいだろうということ。
でも、ここでも不幸が襲うんですよ。
イタリアのビザに苦戦したのに、イギリスでもビザに苦戦するんです。
ご存知の方なら当たり前なのですが、イギリスってビザにかなり厳しい国なんです。
この厳しいビザが原因で、イギリスと他国で離れ離れで暮らしている国際結婚夫婦の方もいらっしゃいますからね。
(※ビザの話になるとかなり長くなるのでここでは省略します。すごい複雑なんですよ。いろいろと。)
でも僕たちはイタリアのビザ取得で大変さを学んでいた。
もう、あのような苦労とムダな役所手続きの時間は浪費したくない!
なので弁護士さんにお願いしてビザを取得することにしました。
学びってすごいなと思ったのは、教訓を活かしてプロに任せることにすれば、スムーズに進む進む。
取得が厳しいビザをなんとか1発で発行に成功。
ほんと、弁護士さんナイス!な結果でイギリス移住に成功しました。
で、不幸は?と言うと、弁護士費用なんです。
日本円に換算して約50万!(当時のレートで計算)
どーん!
これを高いと見るのか、安いと見るのか。
個人的には「ビザ取得の労力を考えると高くはない」と思っています。
でも、いきなり50万がドンと請求きますからね。
これはほんと、大変だった。
ここで学んだこと:
弁護士代は覚悟しよう。
プロに任せることで安心と快適な手続きが手に入った。プロに任せる大切さを学んだ。
家族離れ離れで暮らすよりマシ。
中古車の連続故障
イギリスに移住して、フリーランスの仕事もまずまずとなってきたところ。
まだまだ不幸は続きますよー。
現在住んでいる場所って、結構な田舎なんですよ。
バスがあることはあるのですが、車がないと不便な感じ。
日本の都市部から離れた、ほどよい町だと思って頂ければいいかな。
海が近いので、例えるなら「イギリスの逗子」といった感じですかね。
なので、車がどうしても必要なんです。
でも、弁護士代の返済で貯金もないですから。
どうしようかと考えてたところに、安くで譲って頂ける車が見つかりました。
日本円で10万いかないくらいかな。安い!
メーカーはイギリスのボクスホール。
でも不幸はここから始まりましたよ。
それが、故障。度重なる故障。
買ってすぐに故障して、修理に出したら、また故障。
結局は下取りしてもらい、新しく中古車を購入しました。
次に買った車は18万円くらいかなぁ。
メーカーはフランスのプジョーです。
これも、買ってすぐ故障、そして故障、故障。
貯金しても修理費に消えていく毎日。
先週も故障を修理してます。
修理費だけで、トータル20万円以上は払っているはず。
「安物買いの銭失い」って言葉あるじゃないですか。
それ、僕のことですよホントに。
面白いくらいにすぐ故障するんです。
車がいい加減なのか、整備するところがいい加減なのか。。。
現在、なんとかお金を工面して日本のメーカーの新車を購入するか考えています。
もう外車と中古車は信頼できないなぁ、、、。
ここで学んだこと:
中古車の「安い」には理由がある。
やっぱり日本車が一番いいよ。
「安物買いの銭失い」はしっかと忘れない。
DeNA問題に巻き込まれる
ここまでの不幸はビザのことやお金が大半だったのですが、やっと(?)仕事に関する不幸がきました。
ネットメディア界で衝撃となったDeNAのWELQ(ウェルク)問題。
これがキッカケとなりDeNAの他のメディアも全て非公開となりました。これが2016年12月ごろですかね。
僕自身、WELQ(ウェルク)とは全く関係なかったのですが、DeNAが運営していたメンズファッションのメディア「JOOY(ジョーイ)」には記事提供していました。
ここで執筆した記事は全てシャットダウン。
まさに仕事としての不幸でしょう。
僕自身、問題視されている無断転用やコピーなどは行っておらず、むしろロンドンファッションウィークの取材等は全てオリジナル。
それでも問答無用に非公開となってしまいました。
そこまでたくさんの仕事をお任せ頂いていた訳ではなかったので、仕事は減る分にはしょうがないのですが。
頑張って書いた記事がなくなるというのは残念。
まさに不幸。取材や撮影でいろいろ苦労したのになー。
ここで学んだこと:
いきなり仕事がなくなってもいいように、常にいくつかの仕事先を確保しておくこと。
また頑張って書けばいいか。と切り替えて仕事ができたこと。
いざ独立したら何とかなるよ
以上のように、独立してフリーランスになった際に、いろいろな不幸や苦労が襲ってきました。
ただ、どんな人でも独立したら苦労はするはずなので、むしろ恵まれている方かもしれません。
一言だけ言えるのは、走り出したら何とかなるなぁ。ということ。
それに、不幸と同じかそれ以上に運のいいことも起こってますからね。
これから独立しよう!と思っている方は、自分の不幸が起こっても、「みんなが経験する通過点」と割り切りって淡々とやり過ごしましょう。
↓こんな記事も書いています。
【アパレル辞めたい】ファッション業界からの転職!目指すべきオススメ業界は?
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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)
tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。
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