展示会に来てくれる人への「感謝」を忘れていないだろうか?

展示会場で時々感じる違和感

ファッション業界に足を踏み入れて9年。専門学校も合わせると11年となる今。
ファッションブランドのセールスとして、いろいろなブランドの展示会にお邪魔することがあります。
そして自分たちで展示会を行い、皆さんを招待することもあります。

行ったり、招待したり。展示会をたくさん経験する上で、何度か感じた違和感あります。
それが、「展示会に来てくれているお客さんを放置して雑談」している場面を目撃することです。

もちろん、放置が全て悪いわけではない

お客さんを放置すること自体が悪いことではないです。
ゆっくりとコレクションを見たい人もいるでしょうし、逆にピッタリと張り付いて接客する方が迷惑な場合もあります。

でも、展示会にお客さんがいるシチュエーションにも関わらず、スタッフ同士で雑談を楽しむ。
こういう場面に出会うと内心ソワソワとしてしまいます。

僕が長年働いてきたセールスの会社はとにかくスタッフに厳しい会社でした。
展示会をする際も、とにかく全てが来場してくださるバイヤーさんやスタイリストさんなどが優先。
せっかくわざわざ来ていただいているのだから、楽しんで、気持ち良く帰っていただくことが当たり前となっていました。

・展示会場で会話をする時は、お客さんにも話しを振りながら、みんなで会話をする。
・ゆっくり見てらっしゃるお客さんにも、気にかけておいて、ひと区切りついたような時にさりげなくお声がけする。

もちろん、完璧におもてなしができたかどうか?と言われると、たくさんの失態や失礼はありましたが、会社全体で「おもてなし」を行っていたのは事実です。

そんな環境で働いていたからか、自然と習慣的にお客さんには「おもてなしを」な気持ちが根付いています。

なので、最初は自分が過剰に反応しているだけかと思っていましたが、やはり違和感は消えない。

逆に自分がお客さんだったらどう思うか?

違和感が消えないままだったので、フと「自分がお客さんの立場だったらどう感じるか?」を考えてみました。

人見知りで臆病な僕の性格だからかもしれませんが。
もし、訪れた展示会場で自分を放置してスタッフ同士で雑談をして盛り上がっていたら。

・その話しに割り込んでいく大胆さはない
・もう帰りたいって思う。

というよりもまず。

・展示会場に行くことの不安がある。(特に初めての会場は一層不安だし、展示会場ってアウェイ感が絶対ある)

これって僕だけ?でも人見知りの方なら一緒なはず。

もちろん、慣れ親しんだスタッフさんなら話しに割り込むこともできますよ。
(そうではなく、そこまで親しいわけではないスタッフさんの場合ね)

うーん、やっぱり不快感は感じると思います。

展示会に来てもらうことの大変さ

もうひとつ。
展示会って、たくさんの方の来場してもらうことってすごく大変なんです。

もちろん、売れているブランドや知名度あるブランドなら簡単に人は集まります。
でも一般的な展示会では、みんな苦労してバイヤーやメディア、ファッション関係者の方を招待していると思います。

展示会のお知らせや告知、インビテーションをお送りして、忙しい時間の中で足を運んでもらう。

それなのに、来ていただいた方を放置しての雑談行為は、とても残念な行為だと思います。

バイヤーだけがお客様ではない

もちろん、そんなスタッフ同時で雑談をする人たちでも、バイヤーさんが来ている時は真剣そのもの。
展示会のメインの目的はバイヤーさんにオーダーをもらうこと。

なのでバイヤーさんが来ている時まで雑談で盛り上がるスタッフさんはいないと思います。

気が緩み、スタッフ同士で冗談を言い合っている時に、放置されているお客さんは、メディアの方や直接オーダーは入れないであろうファッション関係の方がほとんど。

でも、そんな方たちも「展示会に来ていただいたお客さん」であるはず。
もちろん、バイヤーさんと同じように接する必要はないし、全ての人に対して同じように接客する必要もないです。

ただ、放置はあり得ない。
その意識があるからこそ、僕の中に違和感やソワソワがあったのだと思います。

ファッション業界は以外と狭い

それと気をつけないといけないこと。
「ファッション業界って以外と狭い」とよく言われるように、評判などはすぐに広がるんです。

あのブランドが調子良いみたい。
このブランドはそろそろ経営がヤバイ。

みたいな話しは、ファッション業界の人との会話で出ていたりします。

すると、やっぱり展示会の感想なども会話の中に出てくるはず。
そんな中で「あのブランドの展示会って意心地悪い」と言われると、その評判も広がるでしょう。

別に媚びを売る必要もないけれど、不必要に評判を落とすこともないはず。
どうせなら「意心地の良い展示会場」って言われたくないですか?

本当にファッション業界の評判は広がりやすい。
なら、それを利用するぐらいの気持ちで展示会に挑んだ方が絶対にいい。そう思います。

「良いデザイン」だけでは売れない時代だからこそ

もちろん、こういう意見を言った際には、ブランドやデザイナーであるからこそ「デザインで評価して買ってもらっているから、おもてなしなんて必要ない」。
そんな声も聞こえてきそうです。

でも、本当の本当にファッション業界は供給が過剰。
日本だけでなく世界的に。

すでに「良いデザイン」だけでは売れない事態は深刻化しています。
だからこそ、ブランドに少しでも興味を持って来てくださった方を大切にしたい。

それが展示会でやるべきことであり、メインの仕事だと思います。

「感謝」を忘れていないだろうか?

今回感じた違和感として、「お客さんを放置してのスタッフ同時の雑談」。
小さなことかもしれないけれど、その行動から察してしまうのは「感謝」の気持ちの欠乏だと思います。

目の前にいる展示会に来てくれたお客さん。
わざわざ来てくれたのだから、少しでも「来て良かった」と思ってほしい。

そう感じていたら、自然と行動に現れるはず。

僕は接客が得意でも、会話がうまいわけでもない。
どちらかといえば、お客さんに話しかけずにそっとしている時間の方が多いかもしれません。

でも、気持ちは「今来てくれているお客さん第一」。

雑談のシチュエーションに違和感を感じながら「自分は感謝を忘れたく無いな」と思いました。

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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)

yu-ki

tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。

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