ロンドンコレクションとは何なの?3分で分かるAW16ロンドンコレクションメンズ①日目
ロンドンコレクションメンズ2日目がスタート。
4日間のロンドンコレクションの中でもメインとなるのが2日目と3日目。
たくさんのブランドのランウェイショーとプレゼンテーションが行われます。
ここまで来ると、どこまでたくさんのブランドを周り、たくさんの写真を撮るかというレースをしているかのよう。
まるで「オシャレなスタンプラリー」という感じの移動と移動の繰り返しとなります。
そもそもなぜランウェイショーなんてするの?
モデルが歩くファッションショーはブランドの新作発表の場。
ですが、モデルが歩いて新作の服の見せる意味ってあるの?
と疑問にも思うはず。
それもそうですよね。服を見せればいいので、わざわざ長〜いステージを歩く意味があるのかどうか。
ただ、デザインをしているブランドとしては、モデルに着用させることでシルエットや全体のコーディネートを見てもらえる。
モデルのヘアスタイルやメイクも表現の一部。
さらに、歩かせることで、生地の動きなど全体を見てもらえる。
そんな狙いがあります。
さらに、観客側も、
ファッションショーという特別な空間にいるプレミア感。
油断したら見逃してしまう動くモデルを追い、より新作の服に注目をする。
やっぱりその場のライブ感があり印象に残りやすい。
などのメリットがあります。
好きなバンドのライブはやっぱサイコー!
スポーツ観戦はやっぱスタジアムでしょ!
の感覚と似ているはず。
さらに、ファッションショーの席順にも意味がり、一番前の席はブランド側が大切なお客さんと思った方へ振り分けます。
そこらへんの駆け引きもあるちょっと面白い空間です。
では、2日目スタート!
大人の男子ならコートぐらい持っておけよ!Mackintosh(マッキントッシュ)
Mackintosh(マッキントッシュ)はロンドン市内のホテルでのプレゼンテーションを開催。
コートなどのボンディングキャンバスをブランドの代表アイテムとするだけに、モデルが着ているのは、コートにコートにコート。
ちなみにボンディングキャンバスは、コットン生地にゴム引きの加工した防水加工をされた生地を言います。知らない方は要チェック。
コートを1枚も持っていない男性がいればビックリされるくらいコートだらけ。時々ポンチョも。
タイトなシルエットでスタイリッシュに着こなすスタイルが、モテ要素120%ぐらいの魅力アイテムです。
エントランスのモデル二人もネイビーのコートがキマってます。
他のモード系ファッションと一緒にするなよ!BERTHOLD(ベルトールド)
モードな印象の強いブランドがBERTHOLD(ベルトールド)。
少しルーズなシルエットや立体感、さらにブラックカラーを基調したアイテムが目立ちます。
注目は素材!
コットンやウールなどの天然繊維を使いながらも、科学的な繊維などで作られた素材もミックス。
いろいろな素材を組み合わせたデザインがBERTHOLD(ベルトールド)ならでは。
素朴な疑問は、洗濯の時、クリーニングの時に難しくないかなぁってことだけ。
女性が着て欲しいと思うメンズファッション!?Astrid Andersen(アストリッドアンデルセン)
女性デザイナーが手がけるブランド、Astrid Andersen(アストリッドアンデルセン)。
やはり男性とは違う感性を持っていますね。
使う色や素材がちょっと女性目線入っています。
ゴールドのレーズ素材を使用したパンツやトップス。
さらには、エメラルドグリーンのカラーでモコモコ感あるデザイン。
かわいいアイテムをカッコ良く!
フェミニンなデザインをクールに!
そんな狙いが見えてくるような気がします。
やっぱり女性にはウケるのではないでしょうか。かわいらしさ加減が絶妙です。
5年10年15年!どこまでも使い続けてやる!Coach(コーチ)
ちょっと暗い特別会場でショーを開催したCoach(コーチ)。
写真を撮る方からしたら、素人カメラマン泣かせ。
ランウェイは錆びた鉄のような。ブロンズのような独特なカラーで重厚感がある作り。
どこから持ってきたのでしょうか。
Coach(コーチ)と言えば、バッグ。
どの高級ブランドよりも丁寧に作る手仕事のバッグは、長持ちすることで有名です。
10年いや15年、使ってみますとも一生モノのように。
本当に長持ちするそうなので、お祝いやプレゼントにいいかもしれませんね。
イタリアのピザにイギリスビールで乾杯!Lou Dalton(ルー ダルトン)
デザイナーはロンドンでのデザイン経験の後、イタリアでも仕事をしていた方。
イタリアのスタイリッシュ感をしっかりと吸収しながらも、英国スタイルのファッションを提案するブランドがLou Dalton(ルー ダルトン)。
今回の新作の服は、懐かしき印象のある70年代スタイル。
ビンテージ感あるプリント柄やチェック柄が個性的。
古着を引っ張り出してきて、コーディネートすれば、それもそれでまた面白いはず。
「昔を新しく見せる」なんだか、パッとわかりにくい感覚ですが、懐かしいけど新感覚。梅干しのニューフレーバー。おにぎりの新しい形。。。お分かり頂けたでしょうか。
常夏か?ここは?アフロビートが響く異国世界!Oliver Spencer(オリバースペンサー)
アフリカンミュージックのアフロビートをデザインのテーマとしたOliver Spencer(オリバースペンサー)。
アフロビートとは、ドラムの音が軽やかに鳴り響く音楽。
そんなBGMの中、登場するのが新作のコレクション。
ニットアイテム、トーンを落としたボーダーカラーが魅力的。
さらに、大人のラフさ加減をうまい具合にデザインに取り入れています。
キメ過ぎはカッコよくないんですよ。
少しくらいリラックスしたスタイルが大人の余裕ってことです。
日本ブランドがジワジワ来る瞬間!Mr.Porter&BEAMS PRESENTS(ミスターポーター&ビームスプレゼンツ)
日本のファッションブランドはヨーロッパでも人気はあるのですが、なかなか参入できていないのが現状です。
問題は、サイズと値段。
サイズは、まぁ、体型の違いとして、値段がやはり高い。
特に海外のセレクトショップは高い値段設定で売るので、日本から輸入したらとんでもない値段で店頭に並ぶことになります。
消費税も20%ですからね。
消費税8%か10%かで話し合っている日本とは違いますよ!20%ですからね。それはなんでも高くなりますよ。
と、話はそれましたが、ビームスが英国の大手オンラインショップとタッグを組んで日本ブランドを売り込んでいます。
これが成功すれば、日本ブランドもジワジワと海外進出できるはず。クールジャパンですよクールジャパン!
〜なんですね!あっ、良い意味で!Matthew Miller(マシューミラー)
Matthew Miller(マシューミラー)がコレクションの題材にしたのは、「成金」。
産業革命以来、お金持ちになった人たちのことを指す成金という言葉。
あまり良い意味では使われない言葉ですが、それをMatthew Miller(マシューミラー)は良い意味で取り入れようとしています。
成金なんですねー、あっ、良い意味で。
と言ったところでフォローにもなりそうにないですが、とりあえず、「常識を壊す」そんなデザインが特徴的です。
仏教徒的ファッションにミリタリーをふりかけ!Maharishi(マハリシ)
ミリタリーテイストをデザインベースとしたブランドが、Maharishi(マハリシ)。
さらに、デザイナーが旅をして取り入れた仏教のカルチャーをミックスしています。
そんな新作コレクションは、メンズらしい力強いデザインと洗礼されたストリート感が混ざったアイテムがズラリ。
注目はカモフラージュ柄のウェアやコート。
オレンジのカモフラージュ柄から、定番のグリーンまで、様々な可能性をみせてくれています。
誰が書いたでしょうか?
背中に大きく船長と書かれたレザージャケットを羽織ったオシャレさんを発見。
漢字で「船長」と書かれています。
コンピューターでプリントしたのかな?
筆で書いたのか?
一応、日本人が書いたっぽいけど、どうなんでしょうか。
これを見て、小学生の頃の書き初めを思い出しました。
懐かしいですね、「墨汁」「ぶんちん」「半紙」なんて道具が。
正規のレポートはJOOYにて寄稿しています。
何でも2杯目くらいがちょうどいい!【速報16AWロンドンコレクションメンズ2日目】
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ロンドンコレクションメンズをどこよりも詳しくレポートしています。
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