こんにちは。Model & beauty school sen-seの松原立恵です。
さて前回は美しいひとは日常動作の中でボディメイクに必要な筋肉を使っているというお話を書きました。
皆さまはいかがでしょうか?
自分の身体の使い方に着目したことがありますか?
意識したことがないひとは、ここでいちど音に注目してみましょう。
特にこの時期、今年も残りわずか。
年末に向けて忙しい時期です。
街中もイルミネーションに染まり、人の動きはややかけ足気味になる季節。
そんなとき、後ろから階段をかけおりる女性がいました。
ガツンガツンガツン、ものすごい勢いで靴音が聞こえてきました。
さて皆さんはどんな女性を想像しますか?
急いでいる。忙しい。
活動的。活発。
だけど、そんな轟音ではなかなか上品な女性は想像しにくいと思います。
では美しいひとが鳴らす音はどんなものでしょう。
きっと優雅でテンポもゆったり。
おそらく多くのひとが限りなく静かな靴音を想像するのではないでしょうか。
しかしこの静かな靴音で歩くにも思っている以上にお腹の力が要るんです。
ガツンガツン鳴らす女性の方が一見アクティブで体力も筋力もあるようなイメージですが、音が出るのはお腹の力が弱い証拠。
引き上げる力がないから地面に着地したときに大きな音になります。
またテンポですが、優雅でゆったりしたテンポで歩くにはどうすればいいかというと、簡単に言うと1歩あたりの歩幅を大きくすればよいのですが、歩くという行為は片脚立ちの連続行為でもあります。
つまりは常に片脚立ちを長くキープできる力が大きな歩幅をつくるのに必要になってくる訳ですが、このキープ力もやっぱりお腹の力なんですね。
美人はとにかくお腹の力必須。きっと周りの美しいひとは思っている以上にお腹の力が強いはずです。
そして美人はとても経済的でもあります。
大きな音で街中を歩いているということは、地面にも靴にもまた身体にも大きな衝撃を与えているわけですから、かかとの減りが早かったり、靴全体の消耗も早いでしょうし、歩き方で街中のアスファルトの耐用年数だって変わってくるはずです。
そして何より自分の身体。
日々大きな音で衝撃を与え続けていたら身体だって疲れやすく壊れやすくもなります。
日常の身体の使い方でまた病院でお世話になる回数を変わってくるはずですから、丁寧に自分を扱い、美しくあろうとすることは実はとても経済的で社会的。
世界平和にだって繋がってくるのかもしれません。
ライター:松原立恵 RITSUE matsubara
ウォーキング講師。アクセサリーデザイナーでもある。
職業病でもあった金属アレルギーをマクロビオティック、ヨーガの智慧で改善したことをきっかけに食とボディワークをライフワークとする。
後にピラティス国際ライセンスも取得。ピラティスで整えたカラダを日常に活かすためウォーキングを学び現在ミセスモデルでもある。
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