ロンドンファッションウィークの裏ワザ
僕は昔から裏ワザや抜け道を見つけることが好きだ。
長蛇の列に並ぶことをせず、どうやれば待ち時間を削減できるか。
売り切れた物をなんとか手に入れることはできないか。
などなど、裏ワザやちょっとした抜け道を見つけようとするクセがある。
ズルいと言われれば、それまで。
でも、知恵の絞りがいがあるシチュエーションでもあり、何よりも有効的。
東京ディズニーランドで一切並ばないで楽しむルートを考えた人は、心の底から素晴らしいと思う。
そこで今回はロンドンファッションウィークの裏ワザについてご紹介します。
たくさんのブランドが参加するロンドンファッションウィーク。
インビテーションがなければ中に入ることができない閉ざされた空間。
このインビテーションが無くても入れる方法があれば、どれだけ嬉しいことか。
「まだ招待状の依頼ばかりに消耗してるの?」と煽りながら記事を書いてみます。
(実際、メンズとレディース合わせて130ブランド以上にインビテーション申請するのだから、ホント大変ですよ)
インビテーションがもらえなくても会場に入る方法がある
もちろん、合法的にです。
昔、僕が20代前半だったファッションデザインの学生だった頃。
インビテーションを持っているわけでもなく、ロンドンファッションウィークの会場の前でぼんやりと雰囲気だけ楽しんでいました。
入り口にはガタイの良いセキュリティーが招待状やパスを確認しているので、何も持っていない僕は入ることもできません。
が、しかし、その状況が変わったのが「アレクサチャン」の登場。
10年ほど前でももちろん、ファッションリーダーとして人気物だったアレクサチャン。
彼女が会場に到着したことで、会場付近は大混乱。
セキュリティーも大慌て。入り口ガラ空き。
とっさに入り口に駆け込み、招待状が無いにもかかわらず入場することができました。
その時見たランウェイショーは、貴重な体験として今も記憶に残っています。あれはラッキーだったな。
、、、と、こんな方法が毎回通用するわけがありません。(もしかしたら不法侵入?)
ちゃんとした裏ワザは、
「フォトグラファーパスを取る」
ということ。
これである程度の会場は出入りできますので。
フォトグラファーパスって??
と、ここで
「僕(私)はフォトグラファーではないのでムリ!」
と読むのを止めないでください。
フィトグラファーでなくてもフィトグラファーパスは取れるんです。
(なんか矛盾してるようにも聞こえますが)
【根本から間違っている認識】そもそもフォトグラファーって??
ここで、まず「フォトグラファーって何?」
って話からしましょうか。
フィトグラファーはその名の通り、写真を撮ることが仕事。
大きなプロ用のカメラを持って、きれいな写真を撮るのが使命でしょう。
ただ、声を大きくして言いたい!
「フォトグラファーに免許なんていらない」
「自分でフォトグラファーと名乗ったら、その日からフォトグラファーだ!」
ということです。
なので、ロンドンファッションウィークのフォトグラファーパスは、
誰でも取れる!
技術のチェックなんてされないし。
持っているカメラ何て確認されやしない。
僕なんて、当時、初めて参加したロンドンファッションウィークはスマホで撮影していました。
大きなカメラを持ったカメラマンに混じって、一人スマホで撮影する日本人。
こんな時は周りを気にしてはいけません。というか、誰も気にしてません。
スマホでもいいし、写ルンですでもいい。
もしくは、「目に焼き付けます」と言ってカメラ無しでフォトグラファー席にいてもいい。
大前提は「フォトグラファー」と名乗るか名乗らないか。そこだけ。
フィトグラファーパスのメリットは?
では、このフォトグラファーパス。
ロンドンファッションウィークではどのような魅力があるのでしょうか。
大きくわけて、3つのメリットがあります。
メリット1:公式会場なら自由に入場可能
実は、このフィトグラファーパスがあれば拠点となる公式会場で行われるショーやプレゼンテーションには自由で出入りできます。
インビテーションがなくても、問題なし。
特にメンズは公式会場を使うブランドが多いので、インビテーション申請してもらえなかったブランドでも、フィトグラファーパスで入場ができることも。
もちろん、人気ブランドや独自で別会場で行うブランドならフィトグラファーパスを持っていても入れてくれませんが、大抵のブランドはこれでカバーできます。
メリット2:ショーを特等席で見ることができる
フィトグラファーパスなので、席は自動的にフォトグラファー席へ。
あの、たくさんのカメラが密集しているところです。
遠慮なく場所取り競争に参加しましょう。
ここなら、モデルが正面に歩いて来てくれるので、ある意味VIP席。
しっかりとショーを隅から隅まで楽しむことができるでしょう。
メリット3:顔パスできることがある
これはちょっとズルですが。
招待状が無く、フィトグラファーパスでも入れそうにない会場があったとしても、「フォトグラファーパス持ってる!(ドヤッ)」と入り口で見せます。
で、入り口のスタッフがリストに載っていなくても入れてくれる場合があります。
それだけフィトグラファーパスは信頼されているってこと。
ただ、断られることもあるので、その際は残念。切り替えて次の会場へ向かいましょう。
どうやったら取れるの?フォトグラファーパス
こうやって読んでいると、フィトグラファーパスが欲しくなってきたに違いないでしょう。
なので、ここでフィトグラファーパスの申請方法もご紹介します。
登録に関して、知っておくべきポイントは以下の3点です。
ポイント1:ロンドンファッションカウンシルに正式に登録・審査が必要
ポイント2:35ポンドの登録がかかる
ポイント3:メディアからの依頼書が必要
申請できるサイトはこちら
https://secure10.eventadv.com/BFC/login.aspx?reg=1
ここで「フィトグラファー登録」から詳細を入力し、審査が通ればお支払いとなります。
重要なのはメディアとしての依頼書が必要なこと。
「私は◯◯というメディアから依頼されて取材に来ましたよ!」
ということがわかる依頼書をメディアから作ってもらいましょう。
やることはこれだけ。
審査が通るまで頑張ってトライしてみましょう。
たいていのメディアなら、通ると思うのですが、、、。
もっとたくさんの人へ!ロンドンコレクションを楽しもう!
有名な雑誌やメディアは黙っていても招待状が山ほど届くかもしれませんが、小さくやっているメディアはなかなか招待状が回ってきません。
ただ、そこで諦めないで、フィトグラファーとして参加すれば、招待状がなくてもショーを見ることはできるのです。
会場の都合で席数が限られているショー会場。
なら、競争力が低い(と思う)フィトグラファー席ならすんなり参加可能なことはあります。
ロンドンファッションウィークの期間だけ「(自称)フォトグラファー」始めてみませんか。
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ライター:高嶋一行(Kazuyuki Takashima)
tokyosamplesale.com運営者。ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆中。
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