こんにちは。
Model & beauty school sen-seの松原立恵です。
前回も前々回も姿勢について触れてみましたが、それぐらい話は尽きず奥が深いのが「姿勢」です。
今回もピラティスを通して姿勢について触れてみたいと思います。
皆さまはピラティスをご存知でしょうか?
ヨガとよく似たポーズがあるため混同されがちですが、ヨガのもともとの目的は瞑想をすることにあります。
そして、ピラティスは考案者であるジョセフ・ピラティスが考えた、もともとはリハビリ目的のトレーニング。
カラダを鍛錬するものです。
具体的に言うと、考案者のピラティスはそれを「コントロロジー」と名付けています。
今でこそ弟子たちが「ピラティス」と名付けてそのメソッドを継承していますが、その元となるコントロロジー。
実は「コントロール」と「哲学」を組み合わせてピラティスがつくった造語なんです。
名前のごとく、動きの哲学とも言えるピラティスが考えたカラダの使い方には原則となるものがあります。
1.呼吸(Breathing)
2.集中力(Concentration)
3.センタリング (Centering)
4. 調整力 (Control)
5. 正確性 (Precision)
6. 流れる動き (Flow)
流派によって多少考え方の違いはありますが、ピラティスが原則にしたこの6つ。
これら6つの調和を基本としたエクササイズは、簡単にいうとカラダの深いところにあるコアの筋肉を鍛えるものです。
コアというのは中心という意味で、骨盤周りや背骨周り、カラダの中心の大事な骨格を支えているのがコアの筋肉です。
それらを鍛えあげることによって骨格を安定させることが目的です。
カラダが中心から安定すれば、マインドも安定し、コアを整えることで、心身共にバランスの取れた状態をつくることができると言われています。
先ほどもご紹介した通り、コアとは中心にある筋肉です。
もちろん肉眼では見えないので、イメージして感じる力が必要です。
そこでピラティスは「考えるエクササイズ」とも呼ばれています。
これらを踏まえるように、ピラティスはこんな言葉も残しています。
「10回やったら違いを感じ、20回やったら違いが目に見え、30回やったらまったく別の身体にうまれかわる」
まずは最低10回、イメージしながら感じながらやってみなさいと言っています。
その内観する力は美しい姿勢を考えるとき、とても大きな力になります。
自分の姿勢が適正なのかがわからないとき、ピラティスの考え方を取り入れると理解できるかもしれません。
写真は晩年のピラティス。病弱で短命宣言されていたそうですが84歳まで生涯現役でした。
ライター:松原立恵 RITSUE matsubara
ウォーキング講師。アクセサリーデザイナーでもある。
職業病でもあった金属アレルギーをマクロビオティック、ヨーガの智慧で改善したことをきっかけに食とボディワークをライフワークとする。
後にピラティス国際ライセンスも取得。ピラティスで整えたカラダを日常に活かすためウォーキングを学び現在ミセスモデルでもある。
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