前シーズン、ロンドンコレクションメンズは1月に。ロンドンファッションウィークは2月に開催されて世界のファッションニュースの中心となったイベント。
次回のロンドンコレクションに参加準備を進めながらも、前回実際に参加して受けた印象をそのままにご紹介します。
ブランドごとに段取りの違いが明らか
ロンドンコレクションメンズでは60近いブランドが、ロンドンファッションウィークでは80以上のブランドが公式に参加するファッションのイベント。
それだけあって、とにかくブランドごとの対応はそれぞれ。
有名ブランドはしっかりとゲストを管理
とにかく最初に感じたことは、段取りの良い、悪いの差。
また、どれぐらい詳細にオーガナイズしているかの違い。
ファッションショーを行うブランドがたくさんある中で、ブランドによって雰囲気は全然違います。
席に招待状した1人1人の名前を記載しているブランドがあれば、大まかなシートのエリアだけ指定して、ある意味自由席のようなブランドなど。
世界的に人気があり、規模も大きなブランドであれば、1人1人の席が決まっており、カメラマンのエリアも指定されている徹底ぶり。
招待状が届いているのにブッチして行かないなんてことになれば、すぐにバレる。
次回から呼んでもらえないかもしれないほど、しっかりとゲストを管理している印象です。
Burberry(バーバリー)やポールスミスなどがこの細密なオーガナイズを行っています。
規模の小さいブランドはアバウト
スタッフ数も限られており、ファッションショーをオーガナイズするにも明らかに雑務が追いつかないような小さなブランドなら、必然的に管理はアバウトに。
席は大まかなエリアだけ記載されており、早く到着した者から座っていくシステム。
そのため、ズルをしているのか間違ったのか、違う場所に座る人も多数。
遅れて行けばそこに席はなくスタンディングでランウェイショーを見ることとなります。
さらに、招待状があっても出席確認ができないので、ランウェイショーをすっぽかす人がいても分からない。
前後のスケジュール状況によっては、空席が目立つランウェイショーも出てきます。
スケジュールはあって無いようなもの
世の中時間通りに進むことと言えば、日本の電車の時刻表くらいで、ロンドンの交通機関でも遅れはつきもの。
そのため、ロンドンコレクションでももちろん時間通りに始まることはありません。
時間通りに開催されるショーは極めて少ない
ファッションショーの最大の目的は、バイヤーやVIPな顧客、ファッション業界の重要なメディアや関係者に新作コレクションを見てもらうため。
なので、その重要な人達が揃わなければいつまで経ってもランウェイショーは始まらない。
30分遅れて始まることも珍しくないのが現実です。
スケジュールの遅れが連鎖
ファッションウィークのスケジュールはとにかく過密。
1時間どこにどこかでランウェイショーやプレゼンテーションが行われています。
そのため、人気ブランドや大型のファッションショーが遅れることにより重要なバイヤーやファッションメディアが次のショーへも大幅な遅刻に。
ひとつのランウェイショーが遅れることにより、他のショーに大きな影響を与えることとなります。
ここでさらに問題となるのが専用の移動車もない低予算で参加しているメディア。
地下鉄などで移動をするので、専用車で移動する有名ファッション雑誌の人達よりも到着は遅れがち。
結果、必死に走ることに。
重要なメディアでは無い限り、待ってはくれませんので。
ライブ配信されるブランドは時間通りに始める
注目度の高いブランドなどはランウェイショーの模様をインターネットでの配信を行うことも増えています。
ライブ配信を行うにあたり重要なことが、「時間通りに始める必要があること」です。
ネットからファッションショーをチェックする人が、30分も画面の前で待ってくれるわけがないので、時間通りにランウェイショーを始める必要があります。
たとえ遅れたとしても5分少々。
招待状を受け取った人達には、「時間通り始める」ことが念押しされています
。
そうすば、セレブでも著名人でも遅れないように来場することに。
みんなちゃんと言えば時間を守れるんですよね、こういう時は。
なので、「ライブ配信をするランウェイショーは時間通りに始まる。」
ロンドンファッションウィークあるあるがここにひとつ出来上がりました。
集まる日本人の方はいろいろ
日本人の方もたくさん集まるロンドンコレクション。
特に
極端!冷たい人と優しい人
ロンドンファッションウィークにはたくさんの日本人の方が集まります。
日本から来られた方はもちろん、イギリス在住でファッションの仕事をしている人まで様々。
そして、ランウェイショーで隣になった方など、接点があれば挨拶をするようにしているのですが、とにかく反応が極端!
冷たい方はとにかく冷たく、気さくな方はとことんフレンドリー。
こちらはフラットに常識的な挨拶をしてるんですけどねぇ。
知らない間に無礼になることをしてしまっているのでしょうか。
ちょっとガッカリする冷たい人達
ファッション業界に根付く体育会系のシステムなのか、ロンドンに来てまで日本人と話したくないのか、「無視」も多数。
昨日は挨拶を交わしたのに、次の日には挨拶を無視。
あれ?目は合ってたから気づいてないはずないのに、、、と言うことや。
2人の日本人の方がいらっしゃっり、1人は面識があったので挨拶に行くと、もう1人の方はどこかに行ってしまう。。挨拶させて頂きたかったのにな。
っと言うことも。
悪気はないのだと思いますが、こういうことが続くと人間不信になりますよ、本当に。
優しい人にはお世話になりっぱなし
ただ、その反対に気さくな優しい方も多数いらっしゃいます。
初対面でもフレンドリーに接して頂ける方や、親切にもいろいろな情報をくださる方まで。
ロンドンファッションウィークに来たなら楽しみたい。
自分もこういう人達になろうとつくづく思います。
いや、本当にお世話になりっぱなし。
次回は6月!ロンドンコレクションメンズから
次のロンドンコレクションのスケジュールは、6月10日から始まるロンドンコレクショメンズ。
こちらでも、よりたくさんの取材とリサーチが行えるように準備を着々と進めております。
ロンドンのアーティスティックなファッションが並ぶビッグイベント。レポートをお楽しみに。
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