ロンドンファッションウィークメンズの(仮)スケジュール！

ロンドンファッションウィークのメンズブランドが集まるシーズンがやってきました。
今シーズンの開催は、2018年1月6日〜8日の3日間。

いつもどおり、メイン会場をロンドンの中心である「180 Strand」に構えて行われます。
(住所： 180 strand London WC2R 1EA)

以下、気になる仮で出たスケジュール一覧をご覧ください。(2017年11月21日現在)

1日目はBertholdのショーからスタート。
そしてブランドの並びも初日を好んで陣取るブランドばかり。
「絶対に初日にしてくれ！」とか頼んでいるのでしょうか？

とにかく初日に注目度の高いブランドが集まっています。

2日目は長年ロンドンファッションウィークメンズで発表しているブランド、そして新しく加わったブランドもごちゃまぜ。
タイトなスケジュールになりがちな2日目こそ、時間に遅れないようにショーを始めることがポイントでしょう。
スケジュールが遅れると、本当に大ブーイング状態ですからね。

3日目はメインブランドでもあるでしょう、ヴィヴィアンウエストウッドが陣取っています。
いつも気の毒になるのが、このヴィヴィアンウエストウッドの前後で発表するブランドなんですよ。

スケジュールが押したり交通状態によっては、見逃される恐れもあるんです。
やっぱりみんなヴィヴィアン優先。

ヴィヴィアンのショーに間に合うかどうか微妙であれば、前後のショーってパスしたりするんです。
だから、来場者の数が激減、、、なんてことも起こることもありうる。

僕がブランド側だったら絶対にヴィヴィアンの近くはイヤだなぁ。。。

※上記のスケジュールは仮に発表された詳細です。
最終的なスケジュール決定版はこちらの記事からどうぞ！

【AW2018】最終決定！ロンドンファッションウィークメンズのスケジュールが出たよ！

4日間から3日間に短縮

実は今までのロンドンファッションウィークって4日間だったんです。
それが今回から3日間に短縮されています。

出張する側としては短縮されたことは嬉しいんですが、よーく見てみるとブランドの数も少なくなっている、、、気がします。
なので計算してみると。

前回シーズンの2017年6月では48ブランド。
今回のシーズンでは、38ブランド。

結果10ブランドも減少していることになります。

ちょっとこれは悲しい規模の縮小ではないでしょうか。
もちろん、2月に行われるレディースのロンドンファッションウィークでまとめてメンズも発表するところもあります。

だからなのかどうなのか、ちょっと寂しいシーズンになりそうですね。

日本からはミハラヤスヒロが消えた！

じゃー、減少した10ブランドってどんなとこよ？
疑問に思うかもしれません。

その代表ブランドが「ミハラヤスヒロ」です。
3シーズンに渡りロンドンファッションウィークメンズで発表してきましたが、今回は欠席。

違う都市で発表するの、、、かな？それとも2月のロンドンファッションウィークでレディースとまとめて発表するの？
ロンドンに参加する日本ブランドとして、これからの動向が気になるところ。

その一方で、ジョンローレンスサリバンは、引き続きロンドンファッションウィークで発表ですよ！
前回、取材でインタビューもさせてもらいました。

興味あり！な方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。アパレルウェブにて寄稿しております。

↓こんな記事も書いています。
【寄稿】ジョンローレンスサリバンのデザイナーさんにインタビューしました！

もうひとつ、日本ブランド、、、というか、日本人デザイナーのブランドである「ミチココシノ」。
彼女のブランドも引き続きロンドンファッションウィークメンズで登場。

前回シーズンの野球スタイルはユニークでカッコよかったです。
ちなみに、前々シーズンにこちらもインタビュー記事を書かせて頂いています。

こっちも興味あり！な方は、こちらをどうぞ。

↓こんな記事も書いています。
【寄稿記事】ミチコロンドンコシノのデザイナーミチココシノ氏にインタビューしました

ヴィヴィアンウエストウッドがやっぱりメイン？？

3日間行われるロンドンファッションウィークメンズですが、やっぱりメインのブランドとなるとヴィヴィアンウエストウッドになるでしょう。
最終日に行われる、注目度も高いファッションショーです。

それに次の日はイタリアのフィレンツェでピッティウオモがスタートします。
ビッティはメンズファッション最大の展示会であり、ロンドンファッションウィークよりも優先度は高め。

なので、ヴィヴィアンのショーを見たらすぐに空港へ向かうバイヤーさんも多いような気がします。

仮にヴィヴィアンが抜けてしまったら、ロンドンファッションウィークメンズはすごく寂しいファッションウィークになってしまいそう、、、、。次回シーズンの挽回に期待しましょう。

ビジネスはやっぱり「ピィッティ」と「パリ」

なぜ、そんなに縮小しちゃうの？
と言うと、やっぱり注目度の問題です。
メンズファッションのビジネスは、フィレンツェのピッティウオモとパリのファッションウィークがメイン。

そこに5年前からロンドンコレクションメンズが殴り込みの挑戦をしたというワケ。
ただ、やっぱりバイヤーの来場者数や、ブランドの参加ラインナップを見ても、メインはロンドンではない感じは否めない。

でも、ロンドンがこれで終わりなワケではないですよ。
これから立て直しはいくらでも可能。

オンラインでのPRを充実させることや、英語圏であるメリットをうまく活かせると活力も生まれるでしょう。
もともとファッションの「メディアに強いロンドン」なので、プレスの意味合いではロンドンの利用価値は十分にあります。

過去のスケジュールはこちら

過去のロンドンファッションウィークのスケジュールが見たい！
そんな方は、こちらの記事からどうぞ。

ロンドンファッションウィークってどんなところ？
と、言った疑問も丁寧に解説しています。

↓こんな記事も書いています。
【完全攻略】ロンドンファッションウィークって何？誰でも参加できるの？毎シーズン参加の僕が解説

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ライター：高嶋一行(Kazuyuki Takashima)

tokyosamplesale.com運営者。
現在、ロンドンファッションウィークを中心としたファッション取材記事を執筆しています。
昔、バイク事故の慰謝料でロンドン留学費を調達した経験あり。
アパレル業界ならではのブラック企業勤務を経てフリーランスになった経験から、働き方に関する記事も紹介しています。

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