残業が多い、さらに残業代が出ない。休日出勤当たり前。
などのブラック企業と呼ばれる、またはよばれてもおかしくないような会社に共通するもの。
それが、「会社を辞めた人」を悪人扱いする傾向にあることです。

もし自分が仕事を辞めると言ったら、誰でも円満退社をしたい、みんなから暖かく見送ってもらいたい。
そう思うはず。

では、なぜブラック企業と呼ばれるような会社では、辞める人を悪人のような扱いになってしまうのでしょうか。

経営者(上司)が「裏切られた」と腹立てるから

先ず最初に考えられることが、経営者(上司)の問題。
辞めるとなると、そのポジションに穴が開くことになり、新たに人を迎えることとなります。今まで教えた仕事や経験を、また新しいスタッフに教えることとなる。
さらに、今まで教えたことが全てゼロとなり会社を離れていってしまうので、損得を考えると損です。

「今までの恩を忘れるなよ」

まさにこのように思うはず。
次の職場でも頑張って！とは素直に思えないのが経営者です。

引き継ぎ、そして同僚は仕事が増える

経営者だけに恨まれるならいいですが、同僚など周りのスタッフから恨まれるケースも。
なぜなら、
「自分が抜けた分の仕事が負担になるから」。

特に一人当たりの負担が大きいブラック企業ならなおさらです。
なので、退職する旨を同僚に伝えた途端にギクシャクするケースも多いです。

他のスタッフも辞めにくくなる

そして一番厄介なのが、仲間意識。
ブラック企業に長く勤めていると、「この辛い環境に耐えてる自分達はスゴイ」と錯覚してしまいます。

そして、退職した人を「脱落者」として扱う。
このおかげで、ブラック企業で働きながらも抜け出せない人がたくさんいます。

本当は「退職した人が脱落者」ではなく、「残っている人が異常者」なはず。

変な連帯感がブラック企業から抜け出せなくしているのです。

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円満退社なんかしなくてもいい

円満退社でなければ、世間的にマズイような風潮にありますが、円満退社ほど意味のないことはありません。
退社して次の会社で働き出すと、昔の会社との関係なんて意味のない話となります。
大切なのは、恐れずにブラック企業から抜け出すこと。
環境を変えてみましょう。

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